瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の松本清張(11)

・MATSUMOTO SEICHO COLLECTION(5)
 レザック紙の「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」のカバーについては、5月16日付(07)5月17日付(08)5月18日付(09)5月19日付(10)の4回、(1)〜(4)として整理した。
 しかるに、表紙は同じながらレザック紙ではなくアート紙になっている角川文庫9195『一九五二年日航機「撃墜」事件』再版のカバーについて5月20日付「松本清張『一九五二年日航機「撃墜」事件』(1)」で指摘して置いた。これは用紙だけでなく、カバー表紙以外は従来の「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」の形式に従っていないことも指摘して置いたのだが、その後、同様のカバーを他の本についても見たので、ここにまとめて一応の整理をして置く。
・角川文庫1811(ま1-1)顔・白い闇(平成二十一年四月二十日改版九版発行・定価514円・302頁)
・角川文庫3606(ま1-11)山峡の章(平成二十一年四月二十日五十四版発行・定価590円・375頁)
・角川文庫9195(ま1-29)一九五二年日航機「撃墜」事件(平成二十一年十月二十五日再版発行・定価552円・272頁)
・角川文庫9136(ま1-28)犯罪の回送(平成二十三年四月二十五日二十一版発行・335頁)*1
・角川文庫7750(ま1-26)黒い空(平成二十三年五月十五日四十三版発行・定価590円・373頁)*2
 カバー背表紙は最上部にゴシック体で「ま 1-1」1字分空けてゴシック体太字で著者名、1字半空けてで囲われた、その下に明朝体で大きく標題、下部にゴシック体で「角川文庫 |■」地色は肌色だが『山峡の章』五十四版は黄みがかり、『顔・白い闇』改版九版と『一九五二年日航機「撃墜」事件』再版は赤みがかっている*3
 カバー裏表紙、左上にバーコード2つ、ついでISBNコード(数字はバーコード1つめと一致)「/C0193 \5…E/定価:本体5…円(税別)」、右上にゴシック体横組み14行(1行14字)の紹介文。
 カバー表紙折返しにゴシック体横組みで写真と略伝、上部に「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」と同じ写真があってその下に「松本清張(まつもと せいちょう)|」とあって、『山峡の章』五十四版と『顔・白い闇』改版九版は一致、

1909年福岡県北九州市生まれ。給仕や/印刷工を経て朝日新聞西部本社に入社。/51年に「西郷札」で第25回直木賞候補、/53年に「或る『小倉日記』伝」で第28/回芥川賞受賞。56年、朝日新聞を退社/し、作家生活に入る。67年、吉川英治文学賞、70年、菊池寛賞、90年、朝日/賞を受賞。代表作として『ゼロの焦点』/『点と線』『眼の壁』『小説帝銀事件』『日/本の黒い霧』『昭和史発掘』など。社会/派ミステリーを始め、歴史・時代小説、/古代史・近現代史の論考まで執筆は多/岐にわたる。作家生活約40年の間に、/随筆や日記も含めて約980編の作品を/発表し、編著も含め約750冊の著書を/刊行した。92年8月死去。


 左下に「装画/駒井哲郎」。『一九五二年日航機「撃墜」事件』再版は、

1909年福岡県に生まれる。53年、『或/る「小倉日記」伝』で、芥川賞を受賞。/56年、朝日新聞社広告部を退社し、作/家生活に入る。67年、吉川英治文学賞、/70年、菊池寛賞、90年、朝日賞を受賞。/代表作に『点と線』『日本の黒い霧』『昭/和史発掘』など、幅広い分野で活躍す/る。92年8月没。

と短い。なお、左下は切除されて不明*4
 カバー裏表紙折返しはゴシック体横組み、上部に「角川文庫|松本清張の本 ||」とあって左右2列列挙、『山峡の章』五十四版と『顔・白い闇』改版九版は一致、すなわち左に「顔・白い闇/小説帝銀事件 新装版/霧の旗/徳川家康/人間水域/内海の輪/山峡の章/水の炎/死の発送/失踪の果て/紅い白描/信玄戦旗/黒い空/数の風景/犯罪の回送」、右には「一九五二年日航機「撃墜」事件/松本清張の日本史探訪/聞かなかった場所/潜在光景/男たちの晩節/三面記事の男と女/偏狂者の系譜/神と野獣の日/乱灯 江戸影絵 上・下/夜の足音 短篇時代小説選/蔵の中 短篇時代小説選/落差 新装版 上・下/或る「小倉日記」伝」とある。下部はKBマークのみ。『一九五二年日航機「撃墜」事件』は、左は「顔・白い闇/霧の旗/徳川家康/落差/人間水域/内海の輪/山峡の章/水の炎/死の発送/失踪の果て/紅い白描/信玄戦旗/黒い空/数の風景」、右は「犯罪の回送/一九五二年日航機「撃墜」事件/松本清張の日本史探訪/聞かなかった場所/潜在光景/男たちの晩節/三面記事の男と女/偏狂者の系譜/神と野獣の日/或る「小倉日記」伝/乱灯 江戸影絵 上・下/夜の足音 短篇時代小説選/蔵の中 短篇時代小説選」、下部はやはりKBマークのみ*5

*1:2014年4月5日追加。

*2:2015年9月2日追加。

*3:2015年9月2日追記】『黒い空』四十三版も同じ。

*4:2014年4月5日追記】『犯罪の回送』二十一版も同文、左下にはゴシック体で1行「装画/駒井哲郎」とある。【2015年9月2日追記】『黒い空』四十三版も同じ。

*5:2014年4月5日追記】『犯罪の回送』二十一版では1列で「顔・白い闇/霧の旗/徳川家康/落差/人間水域/内海の輪/山峡の章/水の炎/死の発送/失踪の果て/紅い白描/信玄戦旗/黒い空/数の風景/犯罪の回送/松本清張の日本史探訪/聞かなかった場所/潜在光景/男たちの晩節/三面記事の男と女/偏狂者の系譜/神と野獣の日/或る「小倉日記」伝/乱灯 江戸影絵 上・下」の24点25冊、右下にKBマーク。【2015年9月2日追記】『黒い空』四十三版は2列で、左は『一九五二年日航機「撃墜」事件』再版に同じ、右は「犯罪の回送/松本清張の日本史探訪/聞かなかった場所/潜在光景/男たちの晩節/三面記事の男と女/偏狂者の系譜/神と野獣の日/或る「小倉日記」伝/乱灯 江戸影絵 上・下/夜の足音 短篇時代小説選/蔵の中 短篇時代小説選」、右下にKBマーク。