瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

鳥山喜一『黄河の水』の文庫本(4)

・角川文庫155(4)
 4月22日付(3)の続き。
 改版三十二版、3〜5頁「この書を手にされる方々へ」1頁16行、1行42字、1行の字数が改版二十二版に比して1字減っているが同じ行数で収まっている。7〜12頁「目次」も改版二十二版と同じ行数、組み直されているが全く同じ配置で、改版二十二版では「索引」が「巻末」となっていたのが「索引」とのみになっていること、改版二十二版には振仮名がなかったのが改版三十二版では24語句に附されている。本文は13〜203頁。ルビがさらに増やされている。
 以下、著者が序に当たる文章で「一つの特色となった插画」と述べていた図版について、一通り眺めて置きたい。まず改訂版の図版と挿入位置を示し、それが改版八版(改版二十二版)ではどうなっているか、記述した。同版で名称が同じである場合は位置のみを示した。改版三十二版の図版は改版八版(改版二十二版)の図版を濃くしただけなので、挿入位置のみを示した。
 写真は特に注記しなかったが、地図や表はその旨注記した。1頁全部を使った地図は右が上になっている。「差替え」は全く別のものが示されている場合で、「写真差替え」は同じものが別の写真で示されている場合である。
 挿入される地図は、改訂十二版では文字も手書きで作図されていたのが、改版八版では文字は活字になっている。
「黄土を舞台に」改訂版13〜19頁改版八版13〜20頁改版三十二版13〜20頁
・14頁上右「灰陶一鬲」上左「彩文土器」→差替え 14頁上右「殷周灰陶鬲」→14頁上右
「天命の動き 夏・殷時代」改訂版20〜26頁改版八版21〜28頁改版三十二版21〜28頁
・22頁上右、地図「古代黄河流域要図」→書直し 23頁上左→23頁上左
・24頁上「殷墟出土刻字獣骨」→なし
・25頁左下、表「漢字字体の変化」→26頁右下*1→26頁右下
「聖人と大盗 周時代」改訂版27〜38頁改版29〜40頁
・28頁下「周公旦、成王を輔佐する図(後漢時代の石刻)」→なし
・32頁下右「上図は孔子老子に「例」を教わったという伝説を描いたものです。後漢時代の石刻から……」→なし
・34頁上右、地図「戦国時代要図」→書直し 36頁上右→36頁上右
・37頁上「秦王政と荊軻  ……。これも後漢代の石刻から。」→なし
万里の長城 秦時代」改訂版39〜44頁改版八版41〜47頁改版三十二版41〜47頁
・40頁下右、地図「秦代要図」→書直し 42頁下右→42頁下右(以下続稿)

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 先日「はてな」からファンが付いたというメールが来ていて、どうしようかとちょっと困惑しました。しかし、こちらからは別に、どうもしないことにします。以前にも書きましたが、コメントなどでやりとりする余裕もなく、ブログに書いていることにも脈絡も何もなく、とにかく気になったことを書いて、しかしそれも毎日更新するということに支配されて、差当り図書館から文庫本を借りて並べてみる、という、……確かに以前から文庫本の改版は気になってはいました。私が図書館に通い始めた頃に見た版が棚から姿を消して、やたらと文字の大きい、余白の少ない改版ばかりになってしまって、いつから、こんな傾向になったのか、また本字旧仮名遣いはいつまでだったのか。けれども松本清張の文庫本など特に気にしていた訳でもなかったのに、こんなことばかりになって、今に至っている訳です。最初の頃に取り上げていた村松定孝や岡本綺堂など、続きを書くにはどこに行って何を見て、という計画は頭にあるのですが、なかなかそれを実行出来ない。そこで、そこらへんにある図書館で、軽い文庫本を、山ほど借りて来て、積み上げているのです。
 トラックバックとやらも、1つだけ付けましたが、他は自分でリンクさせたものも削っています。残して置けば良かったのかも知れませんが、最初に訳も分からずに、他人から付くことは殆どなく、自分で書いた記事に自分の記事が未承認のトラックバックとしてずらずら並ぶのがとにかく邪魔だと思って消したので、その流れでずっと消しています。今にして、特に自分の記事へのトラックバックは残して置いた方が(多分)良かったのでは、と気付いたのです。――尤も、「気付いた」つもりになっただけで間違ってるのかも知れませんが。
 コメントについては2012年4月19日付「高木敏雄の記事について(1)」にも書きましたが、今でも、当初の2010年12月30日付「御挨拶」及び2010年12月31日付「年齢と数字」に書いたことに変更はありません。

*1:表の上に象形・指事・形声・会意・転注・仮借の説明。それぞれ3行(1行28字)ずつ説明があり、ほぼ同文だが形声・会意のうち「組合わせ」→「組み合わせ」、「如きもの」→「ごときもの」と改めている他、仮借のうち「表わすものに」→「表すのに」と訂正している。