瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の松本清張(10)

・MATSUMOTO SEICHO COLLECTION(4)
 その次のレイアウトのものが最も多い。上部にゴシック体で「QRコード|ま|1- |Y | 松本清張 で囲われている。空白にした「1- 」には分類番号、「Y 」には定価(税別)が入る。次に明朝体で大きく標題。最下部にゴシック体で「角川文庫|■」。複数の版を挙げたものは最初にのみ初版の発行日及び頁数・裏表紙の紹介文の行数を入れた。
・角川文庫7827(1-27 Y660)数の風景(平成二年五月二十五日初版発行・平成九年七月二十日二十二版発行・455頁)8行
・角川文庫7750(1-26 Y590)黒い空(平成二年三月十日初版発行・平成十年一月十日二十五版発行・373頁)7行*1
・角川文庫7750(1-26 Y580)黒い空(平成十一年四月二十日二十七版発行)*2
・角川文庫3606(1-11 Y580)山峡の章(昭和五十一年一月十日初版発行・平成十三年十月五日四十六版発行・375頁)10行
・角川文庫7207(1-24 Y540)紅い白描(平成元年十二月十日初版発行・平成十五年二月十日二十四版発行・340頁)7行
・角川文庫7827(1-27 Y660)数の風景(平成十五年二月十日二十四版発行)
・角川文庫3803(1-12 Y740)水の炎(昭和五十一年十一月十日初版発行・平成十六年四月十日六十版発行・536頁)6行
・角川文庫5807(1-15 Y540)死の発送(平成十六年十月五日四十四版発行)*3
・角川文庫7750(1-26 Y590)黒い空(平成十六年十一月二十五日三十三版発行)*4
・角川文庫3606(1-11 Y580)山峡の章(平成十七年四月十五日五十版発行)
・角川文庫9136(1-28 Y540)犯罪の回送(平成五年十月十日初版発行・平成十七年十月十日十六版発行・335頁)6行
・角川文庫1811(1-1 Y500)顔・白い闇(昭和三十四年五月十日初版発行・平成六年十二月十五日改版初版発行・平成十七年十月二十日改版七版発行・302頁)7行
・角川文庫7750(1-26 Y590)黒い空(平成十九年三月十五日三十七版発行)*5
・角川文庫7827(1-27 Y660)数の風景(平成十九年五月十五日二十六版発行)
・角川文庫7207(1-24 Y540)紅い白描(平成二十年十二月二十日二十七版発行)
・角川文庫5807(1-15 Y540)死の発送(昭和五十九年九月二十五日初版発行・平成二十年十二月二十五日四十八版発行・362頁)9行
・角川文庫3606(1-11 Y580)山峡の章(平成二十一年四月二十日五十四版発行)*6
・角川文庫3803(1-12 Y740)水の炎(平成二十一年四月二十日六十七版発行)
 裏表紙折返しには「角川文庫●松本清張の本――――――――――99・7」と年月が入った、角川文庫7750『黒い空』二十六版にあったものを少し改めたものが登場してくる。挙がっている書目は同じだが「或る「小倉日記」伝/リバイバルコレクション〉/顔・白い闇」また「一九五二年日航機「撃墜」事件」と約物が全角になっていること、「地の指(上) (下)」とあるのに「乱灯 江戸影絵上・中・下」となっていたりと、分冊の示し方に統一がなくなっていることが指摘される。角川文庫7207『紅い白描』二十四版(二十七版とカバー一致)・角川文庫3606『山峡の章』四十六版(五十版とカバー一致)・角川文庫9136『犯罪の回送』十六版・角川文庫1811『顔・白い闇』改版七版・角川文庫7827『数の風景』二十六版・角川文庫5807『死の発送』四十八版*7・角川文庫3803『水の炎』六十七版はこうなっている*8
 角川文庫3803『水の炎』六十版は角川文庫7750『黒い空』二十六版に同じ*9
 角川文庫7827『数の風景』二十二版・二十四版は角川文庫3335『聞かなかった場所』四十五版に同じで余白。(以下続稿)

*1:2014年4月4追加。二十七版の初版発行日・頁数に行数をこちらに移動。また、三十三版・三十七版のところに初版発行日と頁数が入ったままであったのを削除した。

*2:10月3日追加。

*3:7月25日追加。初版発行日などは四十八版のところに記載。

*4:10月3日追加。

*5:2014年1月30日追加。

*6:9月13日追加。詳細は8月27日付「松本清張『山峡の章』(3)」に記述した。

*7:7月25日追記】カバーは四十四版も一致。但し背表紙のQRコード以外の部分、四十八版は赤みがかった肌色地だが四十四版はQRコードのところと殆ど色が変わらない。尤も背表紙の四十八版で赤紫色の箇所が私の見た四十四版は褪せた紫色になっており、褪色したものかも知れない。

*8:10月3日追記】角川文庫7750『黒い空』三十三版も同じ。【2014年1月30日追記】三十七版も同じ。2013年7年28日付「松本清張『黒い空』(1)」で見たようになか見!検索で閲覧出来る三十八版とも一致。【2014年4月4日追記】私の見た角川文庫7750『黒い空』二十五版もこうなっている。定価や体裁より見て二十六版・二十七版のカバーよりも新しいものに掛け替えられているのである。本体の印刷時期=カバーの印刷時期、とはならないために、一々比較検討する必要が、なきにしもあらずなのである。

*9:10月3日追記】角川文庫7750『黒い空』二十七版も同じ。