瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『山峡の章』(2)

・角川文庫3606(2)
 6月2日(1)の続き。
 Amazon詳細ページでは「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」のカバー表紙と表紙折返し・裏表紙の紹介文、伊藤憲治のカバー表紙を閲覧出来る。また、なか見!検索では五十三版(平成二十年五月十日五十三版発行)のカバー(背表紙以外)と奥付、本文3〜8頁を閲覧出来る。カバーは四十六版及び五十版に同じ。
 「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」の三十八版と四十六版及び五十版・五十三版はカバー裏表紙、左上のバーコードの1つめと右上1行めのISBNコード、中央の紹介文は同じ。バーコード2つめの下4桁が三十八版「6002」から四十六版及び五十版・五十三版「5806」に、右上2行め、三十八版は「C0193 P600E 定価600円」定価のすぐ下に「(本体583円)」であったが四十六版及び五十版・五十三版は2行め「C0193 \580E」3行め「定価:本体580円(税別)」(税別)は明朝体
 さて、十一版カバー表紙折返しと「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」裏表紙の紹介文だが、一致する。後者は1行28字で10行、段落分け*1なし、1行めも1字下げしていない。前者は「山峡の章」と題して1行弱空けて1行17字で17行、3段落(6行・6行・5行)に分かれており段落の頭は1字下げ、2段落め(7行め〜)は「やがて、……」から、3段落め(13行め〜)は「〈二人は、……」から始まる。
 本体、1頁(頁付なし)扉、十一版と三十八版は羽を銜え葦と翼を広げた鳳凰、四十六版と五十版は脚を揃えて翼を広げた鳳凰。2頁は白紙で3頁から本文。末尾、369頁3行めに下寄せで「(『氷の灯火』改題)」とある。このことについては370〜375頁、権田萬治「解説」の370頁7〜8行めに「本書『山峡の章』(昭和三十五年六月〜同三十六年十二月まで「氷の灯火」として〈主婦の友〉/に連載)……」との説明が備わる。
 奥付、十一版と三十八版の子持枠、組み直されているが内容は一致、子持枠の下、縦組みで十一版は初版と十一版の発行日、発行者(兄)、発行所の住所は以下の諸版に同じだがその次が「電話東京二六五―七一一一(大代表)/〒一〇二 振替東京③一九五二〇八」となっている。「印刷所――利久商事 製本所――利久商事」、装幀者、「落丁・乱丁本はお取替いたします。/定価はカバーに明記してあります。」1行空けて横転して「Printed in Korea 0193-122730-0946(1)」、匡郭(10.7×7.5cm)の外には何も印刷されていない。三十八版は発行者(弟)、電話は〈編集部・営業部〉で市外局番(〇三)の次が「三八一七―」になっている。「〒一〇二 振替〇〇一三〇―九―一九五二〇八」、「印刷所―朝日印刷 製本所―千曲堂」装幀者は同じ、ついで行間の詰まった3行に「本書の無断複写・複製・転載を禁じます。/落丁・乱丁本はご面倒でも小社角川ブック・サービス宛に/お送りください。送料は小社負担でお取り替えいたします。」とあり、1字下げで「定価はカバーに明記してあります。」、匡郭下辺の上、右寄せに横組みで「©Printed in Japan」、下辺の下左寄せに「ま 1-18」、右寄せにカバー裏表紙と同じISBNコードとCコード。(以下続稿)

*1:【6月16日追記】「段落訳」と誤変換していたのを「段落分け」と訂正。