瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

赤いマント(47)

 昭和14年(1939)2月27日(月曜日)夕刊に、早速この懇談会の様子が報じられるのですが、同じ27日の夕刊にまだ予告が出ております。
 東京日日新聞11月14日付(24)に23日夕刊の記事を紹介しました。問題の27日の夕刊ですが(一)面には日付「日八十二月二年四十和昭」の右に「(行發日七十二)」とあります。懇談会の予告が出ているのは(七)面で日付の左に「(七)B東 號九十八百四千二万二第 聞新日日京東(日曜火)【版京東】」とあるのですが日付が「日十八二月二年四十和昭」と誤っております。この面は記事6段に広告3段、1〜2段めに2段抜きの見出し、大きく「デマを一掃しよう」とあって脇にやや小さく「言問署管内兒童が/“赤マント撲滅座談会」とあります。
 内容は、昨日見た27日朝刊の「都新聞」よりは詳しくなっているのですが、なんだか、変です。

警視廳未曾有の流言取締放送とま/でなつた吸血鬼“赤マント”の流/言はあひかはらず市内に流布され/てゐるため言問署管内の牛島、業/平、小梅、柳元各小學校兒童がつ/ひに蹶起、流言撲滅のため廿八日/*1【1段め】午後一時から神山言問署長を圍ん/で座談會を開くことゝなつた*2
 當日は正副級長をもつて組織し/ た委員と先生十名、特高、情報/
 司法各主任も交つて兒童達の意/ 見を聽き、兒童を通じて一般の/
 デマ抹殺に努力しようといふの/ である。


 最後の1字下げのところはルビなし。――昨日見た「都新聞」にあったように、この会は27日の午後1時からだったのですが「東京日日新聞」は28日と勘違いをして、他紙が懇談会の様子を報じている27日夕刊にこんな記事を載せているのでした。時期を逸した(取材し損ねた?)せいか、「東京日日新聞」はこれについて、続報を出しておりません*3。(以下続稿)

*1:ルビ「けいしちやう・そ・げん・しまりはうそう/きふけつき・あか・りう/げん・ふ/こと・しよくわん・しま/うめ・かく・がくかうじどう/けつき・りうげんぼくめつ」。

*2:ルビ「ご・じ・こと・しよ・かこ/ざだんくわい」。

*3:3月1日付(2月28日)夕刊まで確認してみました。