瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の『伊勢物語』(3)

・角川文庫466(3)
 2012年6月13日付(1)に追加したように、十一版を見た。
 五版と比較して見るに、カバーは、表紙・裏表紙折返しは一致。表紙折返しは上部の紹介文は一致するが下部の広告が、五版は2013年3月5日付「角川文庫の「野性時代」の広告(1)」の②であったのが、2013年9月13日付「角川文庫の「月刊カドカワ」の広告(1)」の①になっている。背表紙は最下部の定価が五版「420」が十一版「460」で五版の文字が全角でないにしても横幅があるのに対して十一版は半角のゴシック体。裏表紙は白地で、五版は最下部左寄りに「定価420円  0193-400501-0946(0)」とあったが十一版は最上部に「ISBN4-04-400501-X C0193 \460E 定価460円」とある。
 本体は336頁まで一致。
 奥付、十一版の匡郭(11.7×7.6cm)と子持枠(4.6×5.0cm)の寸法は2012年6月14日付(2)で見た二十三版に一致、四隅も切れていないが、五版は匡郭(11.6×7.4cm)及び子持枠(4.6×4.9cm)の四隅が切れていた。すなわち組み直されているのだが、文字の配置はほぼ同じで、子持枠の中は同じ、その下の縦組みのところ、五版は「電話東京二六五―七一一一(大代表)」の1行であったが、十一版は「電話〈編集部(〇三)二三八―八四五一/営業部(〇三)二三八―八五二一〉」と2つになっている。その次の五版「〒一〇二 振替東京③一九五二〇八」の半角の空白が十一版は全角分になっている。左端、五版「Printed in Japan 0193-400501-0946(0)」は十一版は「Printed in Japan」のみ。五版には匡郭の外に文字はないが、十一版は匡郭下辺の下に右寄せで「ISBN4-04-400501-X C0193」とある。
 奥付の裏の角川源義「角川文庫発刊に際して」も組み直されており、双辺の匡郭が五版は10.7×7.1cmで四隅に隙間があるが、十一版は11.2×7.4cmで四隅が繋がっている。
 目録は6頁あって、五版は「角川文庫目録 日本古典(黄帯)1982年7月」の(1)頁と、「角川文庫目録 現代日本文学(緑帯)1982年7月」の(2)〜(4)頁、最後に1頁10点の「角川文庫 最新刊」の(49)(50)頁、標題の右、上寄せで小さく著者名、1行26字の紹介文2行、定価。十一版は「角川文庫目録 日本古典(黄帯)1987年1月」の(1)頁と、「角川文庫目録 現代日本文学(緑帯)1987年1月」の(2)〜(4)頁、最後に1頁10点の「角川文庫 最新刊」の(49)(50)頁、著者、標題、1行14字の紹介文2行、定価が縦に並ぶ。