瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』(06)

・第2部(2)
 カバー表紙折返しについて。
・『1』

幼い頃からバレエ教室を開く母のもと、
姉妹でバレエを習ってきた篠原六花は、*1
姉の千花を喪った悲しみを乗り越え、高校1年生、16歳になった。*2
届かなかった千花の夢を胸に抱き、六花の新たな挑戦が、はじまる……。*3


 最初の2行は第一部から引き継いだもので、3行めの前半が第一部『10』、第一部の結末は六花が中学2年生の年末であったから、高校1年生の1月に始まる第2部まで、2年が経過していることになる。
 そして最後の1行は、

山岸凉子、渾身の長編バレエ漫画、待望の第2部ついにスタート!

となっている。さらに1行分空けて最後に、小さくテレプシコーラの原義の説明があるのは9月8日付(2)の最後で述べた、第一部『3』以降の各巻に同じ。
・『2』――この巻のみ、Amazon詳細ページにてなか見!検索出来る。

篠原六花は姉の千花を喪った悲しみを乗り越え、高校1年生、16歳になった。*4
ローザンヌ国際バレエコンクールの本選へ出場するため、
スイスのローザンヌに到着した六花たち。*5
世界中から集まった出場者たちの、さまざまな思いが交錯する中、
いよいよコンクールがスタートした……。


 『1』と比較するに、主人公の「幼い頃から」の来歴が省略されている。それから「届かなかった千花の夢」が、2行めのコンクールである。
 そして最後の1行は、

山岸凉子、渾身の長編バレエ漫画、大反響第2部第2巻!

となっており、この1行は、『3』『4』も数字をそれぞれの巻の数に置き換えただけで同様である。
 『3』『4』『5』は1〜3行めが一致していて、

篠原六花は姉の千花を喪った悲しみを乗り越え、*6
プロのバレリーナの登竜門でもある
ローザンヌ国際バレエコンクール」本選への出場を果たす。

と、この第2部の舞台設定の説明になっていて、4行め以下が異なる。
・『3』

コンクールがスタートしたものの、風邪の症状におちいってしまう六花。*7
一方、ローラ・チャンは、クラシック・レッスンにて
圧倒的な身体能力の高さを示して注目を浴びる……。


・『4』

しかし体調を崩してしまった六花は、発熱をおして準決選に挑むことに。*8
そして、茜、ローラ・チャン、それぞれの挑戦の行方は?*9


・『5』

しかし体調を崩した六花は準決選の途中で無念の棄権をすることに。*10
準決選の落選者を対象としたオファー(バレエ学校・バレエ団からの留学や
研修の打診)も途中棄権者には権利がないと言われショックを受ける六花。*11
そんな中、いよいよ運命の決選が始まる……。


 4〜6行めは『4』の内容。最後の行は、

山岸凉子、渾身の長編バレエ漫画、第2部ついに完結!

となっている。(以下続稿)

*1:ルビ「しのはらちえ」。

*2:ルビ「ちか・うしな」。

*3:ルビ「ちか・ゆき」。

*4:ルビ「しのはらちえ・ちか・うしな」。

*5:ルビ「ゆき」。

*6:ルビ「しのはらちえ・ちか・うしな」。

*7:ルビ「ゆき」。

*8:ルビ「ゆき」。

*9:ルビ「あかね」。

*10:ルビ「ゆき」。

*11:ルビ「ゆき」。