瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『ツタンカーメン』(3)

 それでは一昨日からの続きで、単行本(希望コミックス)と文庫版(潮漫画文庫)を、単行本を基準にして対照して見ましょう。
 全て単色印刷で色刷は再現されていません。原稿(及び初出)では色刷だったと思われる箇所には(※色刷)と注記しましたが、カラーなのか2色刷なのかは初出未見なので注記出来ておりません。
 1頁1頁じっくり付き合わせたわけではないのでまだ異同があるかもしれませんが、目安として示して置きましょう。「=」は同じ、「←」は加工が施されていることを示します。
・単行本第1巻
・3頁扉=文庫版第1巻3頁扉
 扉の上部の文字は異なる。スカラベスクリーントーンの色が文庫版では殆ど出ていない。
 扉・目次・中扉には頁付なし。
 単行本は遊紙が1〜2頁(頁付なし)で色紙が使用されている。文庫版は1頁(頁付なし)は潮漫画文庫の扉。
・4頁「目次」・文庫版第1巻4頁「目次」
・5頁中扉=文庫版第1巻5頁中扉
・6〜8頁(※色刷)=文庫版第1巻6〜8頁(※色刷)
・9〜198頁=文庫版第1巻9〜198頁
・199頁(頁付なし)左下に蓮の花と葉のイラスト(※色刷)。裏は白。
・201〜224頁着道楽
 次の頁は奥付、裏は黒。
 奥付の下部にゴシック体横組みで小さく、

ツタンカーメン』第1巻は『封印』第1巻(白泉社刊/「LaLa」1994年7月号〜12月号掲載)を改題し、/『着道楽』(秋田書店「別冊プリンセス」1993年8月25日号掲載)を併録したものです。

とある。二重鍵括弧『 』は半角。(以下続稿)