瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『日出処の天子』(19)

花とゆめCOMICS(2)カバー表紙折返しの目録
 単行本と文庫版と完全版を比較対照してメモを取ったのだが、いざと投稿しようという段になると抜けているところが目に付いて、なかなか先に進めない。そこで、単行本が全巻手許にある間に、各部分のメモをまとめて取って置くことにした。
 まず、カバー表紙折返し上部の目録。まずは2月16日に控えて置いた第8巻を上げて置こう。当時見たのは1月24日付(02)に示したように第2刷だったが、今手許にある第1刷のカバーも第2刷と同じものである。
 丸ゴシック体(シリーズ名や割書はゴシック体)縦組みで

山岸凉子の本
アラベスク 全8巻
妖 精 王 全5巻
メタモルフォシス伝 全2巻
ひいなの埋葬
セイレーン
スピンクス
日出処の天子 ①〜⑧
 ――花とゆめコミックス――
〈チェリッシュ  /ギャラリー豪華版〉山岸凉子*1
〈チェリッシュ  /ギャラリー軽装版〉日出処の天子


 以下、異同のみを指摘して置く。形式の古いと思われる順に示して置こう。
・第4巻(第5刷)は「日出処の天子 ①〜④」「〈チェリッシュ/ギャラリー 〉山岸凉子
 「〈チェリッシュ  /ギャラリー軽装版〉日出処の天子」はない。なお、第4巻の第5刷はもう1冊見ているのだが、そちらの方が第5刷発行時の状況に合致する。こちらのカバーはどうやら第1刷当時のものらしい。
・第2巻(第7刷)は「日出処の天子 ①〜⑤」「〈チェリッシュ/ギャラリー 〉山岸凉子
・第3巻(第11刷)は「日出処の天子 ①〜⑥」「〈チェリッシュ/ギャラリー 〉山岸凉子
 チェリッシュギャラリーの「山岸凉子集」の角書はやや間隔に余裕があり、「日出処の天子」はやや傾いている*2
・第4巻(第5刷)・第5巻(第6刷)は「日出処の天子 ①〜⑥」「〈チェリッシュ/ギャラリー 〉山岸凉子
 チェリッシュギャラリーの2点は綺麗に詰まって並んでいる。
・第1巻(第14刷)は「日出処の天子 ①〜⑦」「〈チェリッシュ/ギャラリー 〉山岸凉子
・第6巻(第1刷)は「日出処の天子 ①〜⑥*3
・第7巻(第1刷・第3刷)は「日出処の天子 ①〜⑦
・第2巻(第15刷)・第9巻(第1刷)は「日出処の天子 ①〜⑨」「〈チェリッシュ  /ギャラリー軽装版〉日出処の天子 ①〜②
・第10巻(第1刷)は「日出処の天子 ①〜⑩」「〈チェリッシュ  /ギャラリー軽装版〉日出処の天子 ①②集
・第11刷(第1刷)は「日出処の天子 全11巻」「〈チェリッシュ  /ギャラリー軽装版〉日出処の天子 ①②集」さらに2段めがあって、「アラベスク」の下に「上製本山岸凉子作品集」とあって、その左に「山」と同じ高さに「既刊」とあってこれら小さい字は上段と同じくゴシック体。「既刊」の下は2行幅の括弧開きで、

①〜⑤ 日出処の天子
⑥〜⑪ 傑作集

とある。「①」が「凉」の左やや下、「〜」が「子」の真横で、「⑤」は「作」の左やや上、「集」の左やや上に「日」が位置する。

*1:巻数とこの「集」の字は若干小さい。

*2:第2巻(第7刷)は今手許にないのでこの辺りの確認は出来ない。

*3:9月1日追記】「第6刷」と誤っていたのを修正した。なお、4月10日付「山岸凉子『妖精王』(1)」に注意したように、花とゆめCOMICS『妖精王』第2巻の第12刷もこれに同じ。