瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

正岡容『艶色落語講談鑑賞』(2)

河出文庫版『寄席囃子』の構成
 河出文庫版、1頁(頁付なし)扉、3頁(頁付なし)目次、5頁(頁付なし)中扉「寄席囃子」、7頁(頁付なし)は「寄席囃子」の扉。9頁から本文で頁付がある。目次は次のようになっている。

随筆 寄席囃子  7
随筆 寄席風俗  63
艶色落語講談鑑賞  117
寄席行燈  161
わが寄席青春録  187
 解説    坂崎重盛  261


 縦組み明朝体で最後の行は若干字が小さい。
 奥付の右側の頁(頁付なし)の下部に凡例に当たる文(15行)がある。底本について触れた初めの7行を引いて見よう。2行め以降1字下げ。

*本書は、一九六七年五月刊『随筆 寄席囃子』(古賀書店)所載/「寄席囃子」「続寄席囃子」、一九四三年十月刊『随筆 寄席風/俗』(三杏書院)所載「わが寄席随筆」、一九五二年十月刊『艶/色落語講談鑑賞』(あまとりあ社)所載「売色ところどころ」「恵/陽居艶話」「わが寄席青春録」「続わが寄席青春録」を元本とし、/一九七六年六月刊『正岡容集覧』(仮面社)を参考といたしまし/た。


 ここには『〈随/筆〉寄席行燈』(昭和二十一年六月二十五日印刷・昭和二十一年六月三十日發行(初版五、〇〇〇部)・定價 税共 拾壹圓・柳書房)に収録されていたものについての記載がない。幸い現在『寄席行燈』のみ国会図書館デジタルコレクションのインターネット公開になっているので、その最後の5篇を収録したものであることは居ながらに確認出来るのだけれども。(以下続稿)