瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

宮澤賢治の文庫本(09)

新潮文庫1482『銀河鉄道の夜』(2)
 昨日の続き。
 カバー背表紙は青地。新潮文庫4192『新編 銀河鉄道の夜』は紺地であるが、褪色したのかも知れない。明朝体白抜きで上部に標題。中央やや下の著者名は『新編』と同じ位置にある。下部、分類票で一部隠れているが、角切長方形に白く抜いて[み 2 2]とあってこれも『新編』と同じ位置。その下にゴシック体白抜き「新潮文庫」最下部にゴシック体白抜き横並びで「280」とある。
 カバー表紙折返しは白地で右下に縦組みで「カバー写真 ©ますむらひろし+朝日グループ+ヘラルド+グループ・タック」とあって余白。
 カバー裏表紙折返しも白地で、左上にゴシック体横組みで「〜〜新潮文庫〜〜/宮澤賢治の作品風の又三郎銀河鉄道の夜宮沢賢治詩集」とあって、2〜3行めの間は広く、3〜5行めの間は詰まっている。左下に明朝体横組みでごく小さく「カバー印刷 錦明印刷」とある。
 カバー裏表紙も白地で、右上の紹介文の上下に横線、バーコードはなく余白。中央の横線の下に「ISBN4-10-109202-8 C0193 \280E 定価280円」その下、中央に葡萄マーク。

貧しい少年ジョバンニが溺れた友人/を救うために死んだカムパネルラと/ともに銀河鉄道に乗って宇宙旅行を/し、美しく哀しい幻想の世界に遊ぶ/『銀河鉄道の夜』、数々の発明をして*1/農民に献身的奉仕をするグスコーブ/ドリの死までを描く『グスコーブド/リの伝記』。著者の童話作品の後期*2/における代表作2編のほかに童話6/編、すぐれた才能の一面である戯曲/3編を収める。


 ……本文を読む前にカムパネルラが死んでたってことが分かっちゃうよ。
 ちなみに『新編』の紹介文は次のように改められている。

貧しく孤独な少年ジョバンニが、親/友カムパネルラと銀河鉄道に乗って/美しく哀しい夜空の旅をする、永遠/の未完成の傑作である表題作や、「よ/だかの星」「オツベルと象」「セロ弾き/のゴーシュ」など、イーハトーヴォの/絢爛にして切なく多彩な世界に、「北/守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」/「ビジテリアン大祭」を加えた14編を/収録。賢治童話の豊饒な味わいをあ/ますところなく披露する。


 『新編』では、収録作品がかなり入れ替わっている。(以下続稿)

*1:二重鍵括弧は半角。

*2:二重鍵括弧閉じは半角。