瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

宮澤賢治の文庫本(15)

・角川文庫7381『風の又三郎』(2)
 改訂新版について。
改訂新版】平成八年六月二十五日改訂新版発行(198頁)定価420円
 カバー表紙は改訂十六版まで一致。
 カバー背表紙は白地で、最上部に「CLみ|1-5」文字はゴシック体横並び、すぐ下に楷書体で標題、中央やや下にゴシック体太字で著者名、最下部4.5cmは色地の帯状で、その上寄せでゴシック体白抜きにて「角川文庫クラシックス」とあり、この帯状の上、白地の最下部にゴシック体横並びで小さく「Y420」とある。
 カバー裏表紙・表紙折返しは改訂五版に一致。
 カバー裏表紙折返し、上部に横組みで「角川文庫クラシックス宮沢賢治作品集」とあり、1行分空けて明朝体で「注文の多い料理店セロ弾きのゴーシュ銀河鉄道の夜宮沢賢治詩集/風の又三郎/まなづるとダアリヤ/イーハトーボ農学校の春/インドラの網/ビジテリアン大祭/ポラーノの広場」とある。最下部、左寄せで明朝体で小さく「カバー 暁印刷」とあって、右下にKBマーク。
 本体、奥付の前の「宮沢賢治文庫本文について」までは以下の版も一致している。
 目録については既に、2014年3月12日付「「角川文庫クラシックス」の目録(2)」の「●6頁(2・3・12・13・4頁)」に追加してある。
改訂五版】平成八年六月二十五日改訂新版発行・平成十二年九月十日改訂五版発行(198頁)定価420円
 改訂五版は2冊見た。カバーは一致するが、背表紙の○に囲われた●と下部の|■が1冊は淡い青、もう1冊は濃い青と違っている。褪色かと思ったが、地色の水色には大差ないので、褪色ではなさそうである。
 そのカバー背表紙だが、最上部(0.6cm)のみ白地でQRコード、その下から水色地でまず横線で0.3cmごとに仕切ってゴシック体で小さく「|み|1-5|Y420|」とあってゴシック体で著者名。1字弱空けて○に囲われた●があり明朝体太字で標題、最下部にゴシック体で「角川文庫 |■」。
 カバー表紙折返しは『銀河鉄道の夜』改訂十二版に一致。
 カバー裏表紙折返し、上部に縦組みで「角川文庫宮沢賢治の本 ――――――――――――」●は○で囲われ、その上は明朝体太字、下はゴシック体。続いて明朝体で「注文の多い料理店セロ弾きのゴーシュ銀河鉄道の夜中村稔=編/新編宮沢賢治詩集/風の又三郎/まなづるとダアリヤ/イーハトーボ農学校の春/インドラの網/ビジテリアン大祭/ポラーノの広場」、下部は改訂初版に一致で左下に小さく「カバー 暁印刷」右下にKBマーク。
 奥付を改訂新版と比較するに、異同は下部の縦組みが「平成八年六月二十五日 改訂新版発行」の1行だったのが2行「平成 八 年六月二十五日 改訂新版発行/平成十二年九月 十 日 改訂五版発行」になっていること、縦が短い活字で「〒一〇二 振替〇〇一三〇―九―一九五二〇八」と詰まっていたのが2行「〒一〇二―八一七七/振替〇〇一三〇―九―一九五二〇八」になっていること、「印刷所――暁印刷 」の下、「製本所――文宝堂」が「製本所――コオトブックライン」になっていること、「落丁・乱丁本ご面倒でも小社角川ブック・サービス宛に/」が「落丁・乱丁本ご面倒でも小社営業部受注センター読者係に/」になっていること、匡郭下辺の下、左詰めで「CL み 1-5」とあったのが「み 1-5」となっていること。
 目録は1頁7点の「角川文庫ベストセラー」が6頁で改版十六版と一致。なお、3〜6頁めは『銀河鉄道の夜』改訂十二版の目録(4頁)に一致している。(以下続稿)