瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

宮澤賢治の文庫本(16)

・角川文庫7381『風の又三郎』(3)
 昨日見た改訂新版と改訂五版に続いて、今回はカバー表紙を同じくする改訂十六版について見て置く。カバー表紙は異なるが共通点の多い改訂十八版にも適宜言及する。
改訂十六版】平成八年六月二十五日改訂新版発行・平成二十四年一月三十日改訂十六版発行(198頁)定価438円
 カバー表紙折返し・裏表紙折返しは7月23日付「宮澤賢治『注文の多い料理店』(3)」に紹介した角川文庫924『注文の多い料理店』改訂二十四版に一致。
 カバー裏表紙は改訂十八版に一致。左上のバーコード1つめ「9784041040096」は改訂新版・改訂五版に同じ。2つめは改訂新版・改訂五版「1920193004205」であったか改訂十六版・改訂十八版は「1920193004380」になっている。改訂新版・改訂五版は右上に「ISBN4-04-104009-4C0193 \420E定価:本体420円(税別)」とあったが、改訂十六版・改訂十八版はバーコードの下に「ISBN978-4-04-104009-6C0193 \438E定価本体438円(税別)」とある。
 紹介文はゴシック体で改訂新版・改訂五版は中央に縦組み(改行位置「/」)、改訂十六版・改訂十八版は右上に横組み(改行位置「|」)、後者は2箇所削除しているがほぼ同文、削除箇所は灰色太字にて示した。

谷川の岸にある小さな小学校に/|ひとりの少年が転校してきた。/|小学校の子どもたちは、落ち着/|かない気持ちに襲われながらも、*1/|少年にひかれてゆく。少年の周/|りには、いつも不思議な風が巻/|き起こっていた……。名作の誉れ高い*2表題作の|ほかに、人と熊/との宿命的な命|のやりとりを哀/切をこめて描く|「なめとこ山の/熊」*3、峻烈な印象|を残す自伝風作*4「ガドルフの百合」*5、仏|教的寓/話「マグノリアの木」*6な|ど、賢治/世界の多彩な顔を楽し|める作品/集。
      <解説・池澤夏樹>*7


 カバー背表紙は水色地で(微かに緑色がかっている)最上部にゴシック体で小さく「み/1-5」1字分空けてゴシック体で著者名、1字半空けて●で囲われた○があって明朝体太字で標題、最下部にゴシック体で小さく「角川文庫」とあって|■。●○|■は改訂十六版は紫色、改訂十八版は紺色。(以下続稿)

*1:この読点は改訂新版・改訂五版はぶら下げ、改訂十六版・改訂十八版は半角にして追い込み。

*2:改訂十六版・改訂十八版にはナシ。

*3:改訂十六版・改訂十八版は鍵括弧開きも半角。

*4:改訂十六版・改訂十八版にはナシ。

*5:改訂十六版・改訂十八版の鍵括弧開きは全角。

*6:改訂十六版・改訂十八版の鍵括弧は全角。

*7:改訂十六版・改訂十八版は改行せずに1字空けて「解説・池澤夏樹」半角山括弧ナシ。