瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『豊島図書館郷土シリーズ』(08)

 『豊島風土記』二刷を初刷と四刷と並べて見た。また別の図書館に所蔵する初刷も借りて来た。
 初刷よりも若干厚いように思われるが、殆ど差はない。
 3月2日付(04)で見た「はじめに」は初刷に一致。
 3月1日付(03)に見た「豊島区史年表(抄)」は、四刷に一致する。すなわち、初刷の誤りは二刷で訂正されていたのである。
 奥付は初刷にほぼ同じで、異同は初刷の発行日の下の1行分の空白に「昭和47年5月25日二刷」が挿入されていることである。
 私の見た本は、初めに見た初刷はB区立S図書館本で「昭和 57,3,9」の受入印に「寄贈」印が添えてある。もう1冊の初刷はC区立Y図書館本で、昭和「61.9.17」の「転入」印があり、それ以前はC区立C図書館の蔵書で「昭和46,12,30寄贈」印があり、日付は赤ボールペンで抹消して「20」と書き直している。その下に縦長の「[豊島区豊島図書館 寄贈本]」印があり図書館名は紺色の万年筆で記入。すなわち、Y図書館本は初刷刊行直後に発行元から寄贈を受けている。S図書館本はどこからの寄贈かが分からない。
 二刷はM市立C図書館本で、これも当時C図書館は存在しなかったので、恐らくC図書館の前身であろうM図書館の昭和「52, 8,20」の受入印があり、別に「[     氏寄贈]」印がある。空白に黒の水性ボールペンで「豊島区立 /千早図書館」とある。既に三刷・四刷も刊行されていたが、千早図書館はたぶついていたのか、二刷を寄贈している。(以下続稿)