瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

「ヒカルさん」の絵(09)

 前回2016年9月29日付(08)に、10月5日にマリオワールドという人からコメントが投稿されて、次の本を教えてもらいました。
・番組制作スタッフ 編『奇跡体験! アンビリバボー』1998年9月20日初版第1刷発行・定価1238円・フジテレビ出版*1・201頁・A5判上製本
 早速、所蔵する図書館に寄り道して借りて見たところ、これは近藤雅樹『霊感少女論』と合わせて検討する必要があるなと思ったのでした。
 しかし『霊感少女論』はこの本よりは所蔵する図書館が多い本ですけれども、なかなか借りに行けず、そのうち返却期限が来て返してしまい、今度は別の図書館で予約をしてこの本を借り、そしてそのまま『霊感少女論』を所蔵する図書館まで3駅分くらい歩いて行ったところ、貸出し中で棚になく(基本自宅でしかネットに繋がっていない、アナログな生活をしているので、往々にしてこういうことになる)、漸く揃えたときには池袋のアパートの探索にかまけていて、気付いたらまたこの本の返却期限が来ていたのでした。――という訳で、随分前に教えてもらったのに今になって記事にしているような按配です。
 それはともかく、番組の動画はネット上に違法投稿されておらず、合法的に見る手段もなかなかなさそうなので、差当りこの本の記載内容を番組制作スタッフの取材の成果として検討することとします。
 小豆色の用紙にカバーと同じ枠が印刷された見開き、アート紙の扉、1頁(頁付なし)中扉、2頁(頁付なし)は「CONTENTS」5頁2行めによると「まえがき」、3頁は(頁付なし)は2頁から見開き写真でビートたけし。4頁(頁付なし)は横組みで「アンビリバボー番組スタッフ」と「アンビリバボーブックスタッフ」の列挙。この書籍版の編集に番組スタッフは参加していません。文中に番組の画面の写真が間々挿入されており、番組をもとに編集されていることは間違いないのですが、どうも、番組とは微妙に違っているように思われるのです。
 5〜9頁(頁付なし)「CONTENTS」、10頁(頁付なし)は白紙。
 11頁(頁付なし)「奇跡 Miracle」の章の扉。12頁(頁)から本文で116頁まで。節の初めには頁付がありません。この章には19の節と8つのCOLUMNが含まれています。なお、下部小口側に算用数字で頁付があるのですが、「13 第1章 奇跡」と章題が添えてあるのですが、「第1章」とは目次や扉には見えません。
 117頁(頁付なし)「恐怖 Mystery」の章の扉。この章には7つの節と7つのCOLUMNが交互に配置される。158頁まで。やはり奇数頁に「119 第2章 恐怖」とあります。
 159頁(頁付なし)「超常現象 Supernatural phenomena」の章の扉。この章には6つの節から成る。195頁まで。これも奇数頁に「161 第3章 超常現象」とあります。
 196〜197頁(頁付なし)は「まえがき」に似たレイアウトで、196頁に1行とビートたけしの写真、197頁は黒地で中央やや上に白線の枠があり、その中にゴシック体白抜き「[MIRACLES DO EXIST]」とあります。
 198〜199頁「あとがきにかえて番組企画担当 フジテレビ編成部 和田 行、200〜201頁「あとがき番組制作プロデューサー イースト 梅本 満角井秀之。「CONTENTS」の最後(9頁6行め)の上部「あとがき」下部「198」とあって、下部小口側にも「199 あとがき」とあって198頁から「あとがき」扱いです。頁付があるのはここまで。
 201頁の裏、横組みで上半分「●コラム参考文献」として12点、『霊感少女論』は挙がっていませんが、これはあくまでも「COLUMN」の「参考文献」なので、「ブックスタッフ」が番組の内容に合った話題を拾うのに使用した本に限られるのです。そして、番組制作スタッフが取材に当たって参考にした本は、特に示されていません。また、放映日なども注記されていません。そして下半分「●協力」として芸能事務所名が12、列挙されるが13箇めが何故か「あとがきにかえて」となっており、どうもこの本、いろいろと不注意がありそうな感じがします。ついで白紙、最後に奥付。裏表紙見返しは表紙見返しに同じ。(以下続稿)

*1:発売は扶桑社。