瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『豊島図書館郷土シリーズ』(6)

 しばらく続けて来た『豊島風土記』の初刷と四刷との比較は、今回で切り上げる。
 265頁の裏は白紙、次いで奥付がある。初刷は見返し遊びの表面である。
 奥付上部の関係者を列挙した箇所は1月7日付(1)に見た。
 初刷は下部に子持線(7.8cm)に挟まれた間(5.7cm)に発行日や発行所等の記載がある。
 四刷は下部に子持線(8.4cm)に挟まれた間(5.7cm)に発行日や発行所等の記載がある。なお、子持線の太線と細線の間隔は、初刷では0.1cmあるが四刷は狭くなっている。
 初刷の上の子持線の上はしばらく空白(2.2cm)になっているが、四刷にはここに、

      豊島図書館
       郷土シリーズ・第1集
                豊島風土記

とある。シリーズ名はゴシック体、標題は宋朝体でやや大きい。他は全て明朝体。初刷の奥付は全て明朝体で「豊島図書館郷土シリーズ・第1集」とのシリーズ名はどこにも入っていない。3月2日付(4)に引いた初刷の「はじめに」に、既に続刊を希望する旨が述べてあったが、具体的に決まっていなかったのであろう*1
 上の子持ち線の下、初刷には左に「昭和46年11月20日印刷/昭和46年11月25日発行」とあり、右寄りに「非 売 品」とある。四刷は左に「昭和46年11月20日印刷/昭和46年11月25日発行/昭和47年11月25日二刷/昭和51年5月25日三刷/昭和51年8月25日四刷」とある。
 初刷は発行日の下、中央やや右寄りにやや大きく標題「豊  島  風  土  記」がある。
 以下は初刷・四刷ともに右寄せで、初刷には、

  編 集  豊島区立豊島図書館
     電話(981)1111番(427)

  印 刷  新光印刷株式会社*2


  発 行  豊   島   区

東京都豊島区東池袋1丁目18番1号

とある。四刷には、

編集・装幀  豊島区立豊島図書館*3
     電話(981)1111番(3515)

  印 刷  新光印刷株式会社*4

  発 行  東 京 都 豊 島 区*5
 東京都豊島区東池袋1丁目18番1号

とある。以下遊紙が2枚あって見返し。(以下続稿)

*1:3月27日追記3月7日付(08)に記述したように二刷の奥付は初刷にほぼ同じでこのシリーズ名はない。未見だが三刷で入ったのであろう。

*2:幅は上の「豊島区立豊島図書館」と下の「豊   島   区」と揃う。

*3:館名は若干大きい。

*4:社名は若干大きい。幅は上の「豊島区立豊島図書館」と揃う。

*5:都区名は若干大きい。幅は上の「豊島区立豊島図書館」と揃う。