12月14日付「手で書かずに変換する(4)」等に述べたように、私は小学6年生の頃、昔話研究(?)に夢中になっていたのだが、中学に入ってからは同級生や部活の後輩から怪異談を聞き書きしたり、中学から高校に掛けて講談社文庫『古典落語』全6冊を読んで、『ドラえもん』にかなりの数の落語ネタが存在すること、それから落語は昔話からネタを得ているとされているが、昔話の中には、落語から取り入れたとしか思われない話があること、そして高校2年生から3年生に掛けて岩波文庫『江戸怪談集』全3冊が刊行されて、昔話や現代の怪異談と全く同じ型の話が江戸時代に多数筆録され、商品として流通していたことを知った。
やはり高校時代、平凡社の青表紙の中国古典文学大系で、志怪小説を読んでChinaにも古くから同様の話の採録が少なくないことを知った。本書(東洋文庫版)もやはり高校図書館で手にしたはずである。
・竹田晃 訳『捜神記』(平凡社)
①東洋文庫10(上製本16.8×11.1cm)
- 作者: 干宝
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1964/01/01
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- 作者: 干宝,竹田晃
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1964
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・1982年9月1日 初版第14刷発行 定価 1,900円*1
・1990年8月15日 初版第20刷発行
・1992年1月20日 初版第21刷発行 定価2,800円
・1992年12月25日 初版第22刷発行*2
初版第20版は函を見ていないので定価は不明*3。
前付(頁付なし)1頁扉、2頁左下に「装幀 原 弘」、3〜18頁「目 次」2段組で1段17行。
1頁(頁付なし)中扉「捜 神 記」、3〜5頁「捜神記原序」から頁付がある。1頁18行、1行46字、注は2字下げ。7〜388頁本文は2段組、1段18行、1行23字。これは391〜398頁、「一九六三年十二月」付の竹田晃「解 説」も同じ、なお389頁(頁付なし)は「[六朝時代地図]」で、これのみ平凡社ライブラリー版に採られていない。
②平凡社ライブラリー322(並製本16.0×11.0cm)
- 作者: 干宝,竹田晃
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2000/01/24
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・2005年7月20日 初版第2刷 定価1,600円
1頁(頁付なし)扉、3頁(頁付なし)中扉、4頁(頁付なし)中央下寄りに、
一、本著作は、一九六四年一月「東洋文庫」の一書として平凡社より刊行されたものである。
二、地名の行政区画等は刊行当時のものである。
三、今日の人権意識に照らして不適切と思われる語句や表現については、時代背景と作品の価値に/ かんがみ、そのままとした。
とある。
5〜21頁「目次」のみ、平凡社ライブラリー版では2段組(1段16行)になっている。
23〜26頁「捜神記原序」、28〜603頁本文、604〜614頁「解説」は1頁16行、1行42字。注は3字下げ。(以下続稿)