アゴタ・クリストフ/堀茂樹 訳『悪童日記』(12) 文庫版奥付②
昨日の続きで文庫版の奥付について、『ふたりの証拠』『第三の嘘』についても合わせてメモして置く。
中央やや上、そして下部にそれぞれ太い横線(6.8cm)があって、上の横線の上下に横組み中央揃えで文字がある。上にはゴシック体で標題、明朝体でルビ。字間は「悪童日記*1」と「第三の嘘*2」は余裕があり「ふたりの証拠*3」は詰まる。下には明朝体で小さく『悪童日記』は「〈epi 2〉」『ふたりの証拠』は「〈epi 12〉」『第三の証拠』は「〈epi 16〉」と、ハヤカワepi文庫の番号が入る*4。――2本の太線の間で横組みなのはこのナンバーのみで他は縦組み。
下部の太い横線の下が再度横組みで、まづ3行、うち2行めの「Printed and bound in Japan」は共通。1行め、『悪童日記』初刷・十三刷・十八刷『ふたりの証拠』初刷『第三の嘘』七刷・十刷は「印刷・株式会社亨有堂印刷所 製本・株式会社川島製本所」となっている。他の諸刷も「印刷」は同じ社だが製本が異なる。『ふたりの証拠』二刷は「製本・株式会社堅省堂」、『悪童日記』十一刷・十四刷・二十刷『第三の嘘』初刷・九刷は「製本・株式会社明光社」である*5。(以下続稿)