瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

川端康成『古都』(16)

新潮文庫1833(7)
 昨日の続きで、①三十六刷と①四十九刷の本体の比較、奥付について。
 ①三十六刷は全体に文字(全て明朝体)や線が滲んだようになっている。上部「工」字型は上下の横線(6.6cm)の丁度中間に縦線(2.7cm)1本、左のスペースに角の丸い正方形の「新潮」印、右のスペースに横組みで上部に「古    都*1」下部に「定 価240円」、「工」の下、中央に横組みで「新潮文庫 草1=21」、下部に縦組みで「昭和四十三年 八 月二十五日 発  行/昭和五十五年 九 月 三十 日 三十六刷」とあって、著者*2/発行者/発行所が並ぶ。「郵便番号」は3桁、住所、「電話〈業務部(〇三)(二六六)五一一一/編集部(〇三)(二六六)五四二一〉/振 替 東 京 四 ― 八 〇 八 番」2行分空けて「乱丁・落丁本は、ご面倒ですが小社通信係宛ご送付/ください。送料小社負担にてお取替えいたします。」。その下、最下部に横線(6.6cm)が1本あってその下はまた横組みで「○ 印刷・株式会社光邦 製本・憲専堂製本株式会社/© Hideko Kawabata 1968  Printed in Japan」最初の○の中に「光」。
 ①四十九刷は現行の形式で、上部は横組みで、横線(6.6cm)2本の間(0.8cm)に標題*3、その下、左に「新潮文庫」中央に大きく葡萄マーク、右に「か‐1‐16」。下部に縦組みで「昭和四十三年 八 月二十五日 発  行/昭和六十一年 七 月 十 日 四十九刷」とあって、著者*4/発行者/発行所が並ぶ。発行者は①三十六刷と同じ「佐 藤 亮 一」。以下7字下げで「郵便番号」は3桁、住所、「電話〈業務部(〇三)二六六―五一一一/編集部(〇三)二六六―五四四〇〉/振 替 東 京 四 ― 八 〇 八 番」1行分空けて「定価はカバーに表示してあります。」ここまで7字下げ。1行分空けて「乱丁・落丁本は、ご面倒ですが小社通信係宛ご送付/ください。送料小社負担にてお取替えいたします。」。その下、最下部はまた横組みで横線(6.6cm)が2本あってその間(0.8cm)に「印刷・株式会社光邦 製本・憲専堂製本株式会社/© Hideko Kawabata 1968  Printed in Japan」その下にOCR-Bフォントでカバー裏表紙と同じISBNコードとCコード。(以下続稿)

*1:ルビ「こと」。

*2:ルビ「かわ ばた やす なり」。

*3:ルビ「こ と」。

*4:ルビ「かわ ばた やす なり」。