瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

校舎屋上の焼身自殺(11)

 しばらく2ch(5ch)のスレッド「多摩美卒業制作で焼身自殺」について眺め来ましたが、少々扱いづらい話題に移って来ますので、ここで目を転じようと思います。――「多摩美卒業制作で焼身自殺」の、2001年9月11日午後書き込みの「21」番が言及していた2ch(5ch)のスレッド「美大の幽霊対決」ですが、「多摩美卒業制作で焼身自殺」の3日前、2001年6月13日の深夜書き込みの「1」番の「幽霊ネタでチャンピオン決めよう」との宣言で始まっております。
 この話題が持ち出されるのは6月25日に日付が変わって間もなく書き込まれた「34」番で、

>>28 多摩の絵画の女の子、卒制の提出期限のせまるなか、自分の作品が間に/合わない問いう理由でテンパってしまい、ビデオカメラを自分に向けてセット/し、ガソリンをかぶって火をつけた。その、うめきながらのたうち回り、死に/いたるまでの過程を納めたビデオテープを卒業制作として提出するように友人/に宛てた遺書が残されていたらしい。結局、学校側はそれを卒業制作とは認定/しなかったという。

とあります*1。同時期ですが「多摩美卒業制作で焼身自殺」と違って、飛び下りの件がありません。いえ、屋上と云う指定もありません。――鶴川学「恐怖の"焼身自殺実況ビデオテープ"」には、10月22日付(03)に引いた卒業生の証言のように、屋上から飛び下り、と云うパターンしか紹介されていませんでした。10月22日付(03)に紹介した塙興子のイラストがどうも違っているらしいことに注意して置いたのですが、塙氏のイラストはどうも、この「34」番に書かれた場面を描いたもののように思われます。もちろんこの方が実際に起こりそうなので、遺書で友人に依頼したと云うのも尤もらしい展開です。
 42分後に「36」番が、

多摩美焼身自殺はすごい話だね。
自分だったらそこまでかないよ、きっと。
「おわんねぇ!!」と思って焦ったりはするけどさ。
 
そのビデオテープはどうなったの?
やはり処分、または警察に押収されたのだろうか?

と応じて、感想と質問をしているのですが、2行めは「そこまでかないよ」でしょう。もちろん「そこまで」行ってたら「逝って」しまうので、こんなところに書き込みも出来ない理屈ですが。――私の場合、似たような体験としては女子高講師時代、やはりオジサンの同僚と2人、試験問題がなかなか出来ない双璧で、試験前日遅くまで、講師室に2台しかないパソコンの前に仲良く(?)並んで作問していたものでした。しかし、上には上(?)がいるので、翌朝始業前に印刷して紛れ込ませていた少し上の世代の猛者(女性)がいたので*2、まぁ我々などは可愛いものだと開き直っていたのでした。同僚は採点は早かったのですが、私は採点もギリギリだったので、本当に定期考査の前後で老化がぐんぐん進んだ気がします。「試験後初の授業で返却する決まりはない、すぐに返却する先生が早すぎるのだ」と嘯いていたのですけど。
 それはともかく、6月30日午前に「37」番が、

たまびは毎年ひとりはでてるもん。
総務の人もまたことしもだねーなんて言ってた。

と内部情報らしきものを書き込むと、7月1日夜に「38」番が、

>36
そのビデオは、教授が持っているという噂を聞いたよ。
本当かどうかは知らんが。

との噂を書き込み、1時間14分後に「39」番が、

多摩美の卒業生から聞いた話
ある学生(油絵)が制作にいき詰まってしまい、/「もう雷にでも打たれるしかない」/と裸で雨に打たれながら多摩美付近の丘陵地帯をさまよい歩いていたら、ホントに落雷してあの世に逝ってしまったそうな。
 
多摩美周辺は殺人事件も多いらしいですね。

と、状況の似た話を書き込んでいます。本当に似たような事件があったのかも知れないし、ただの噂かも知れません。この話の場合、当人が「もう雷にでも打たれるしかない」と思ったと云うのをどうやって知ったかが謎です。本人から聞いたのなら止めるべきですから、やはり遺書でしょうか。(以下続稿)

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 などと書いていたら渋谷のハロウィンで屋上火災があったそうな。――全くの偶然らしいけど。ハロウィンについては2017年1月10日付「今野圓輔『幽霊のはなし』(13)」に触れたことがありますが、私の学生時代には南瓜に目鼻口を刳り抜いたイラストを見た程度で、別に何もしてなかったと思うのですが、女子高講師時代には講師室に一部の生徒が連れ立って「とりっくあとりーと」と言いながらやって来て「お菓子下さい」と言うので「何でだ」と尋ねると「ハロウィンだから」との答え、「地蔵盆みたいなものか?」と言うと「何ですかそれは」と呆れられてしまった。……まぁ関東の人間は知らなくて当たり前だけれども。

*1:11月2日追記】肝腎の「>>28」に触れて置くのを忘れていました。――6月23日深夜書き込みの「28」番に、「「卒業制作として自殺」した人がいると聞いたことある。/詳しくは知らんけど。」とあったのに対する返答なのでした。

*2:2021年6月18日追記】この人のことは2021年4月4日付「小沢昭一『裏みちの花』(1)」に書いた。