昨日の記事は別に公開中の映画に便乗した訳ではなくて、本当にただ何となく思い付いて、最近度々活用している富山県立図書館の「郷土資料情報総合データベース」を検索して見たまでだったのだが、映画で盛り上がっているせいか、早速埋没しそうである。まぁ気長に Wikipedia の方の訂正の影響が現れて来るのを待つこととしよう。
・竹書房文庫『実話怪談 牛首村』定価680円
・吉田悠軌「坪野鉱泉怪談紀行」
・栗原亨「坪野鉱泉ホテル探索ルポ」
吉田悠軌(1980生)は怪談の現場巡りのプロで、栗原亨(1966.7生)氏は廃墟愛好家である。
しかし映画を観ていないのでどの程度、実際の坪野鉱泉と、世上、と云うかネット上を飛び交う怪奇現象の噂が、関連付けられているのかは分らない。そもそも私は廃墟や廃墟怪談にそんなに興味を持っておらず、そもそも昨日「牛首村」なる映画の存在と、坪野鉱泉がそのロケ地で設定の参考になっているらしいことを知ったくらいで、多分この映画も見ないので、映画関係の面ではこれ以上発展しません。
続く内容は特に坪野鉱泉に関係しないらしい。
ついでだから映画関係の商品等を集めて見た。
・小説
・チケット
・パンフレット
・ちらし
なお、吉田氏は2017年1月25日付「吉田悠軌『ホラースポット探訪ナビ』(1)」に紹介した『ホラースポット探訪ナビ』に、174~175頁「No.119 坪野鉱泉」を取り上げている。番号と右に添えてある「数々の噂を背負った心霊廃墟」は黄土色。174頁の本文は当時未解決だった少女2名失踪事件についての記述が殆どである。175頁はカラー写真が4つ、上半分は外観、下の右上はエントランス、右下は屋上貯水タンク、左は上層階の廊下で、左下隅にゴシック体横組み白抜きで「埋めつくされた落書きからして、いまだ不良たちの/遊び場となっているようだ。1982年の倒産以来、/取り壊し計画も宙に浮いたままである。」とある。吉田氏も昭和57年(1982)倒産説で、これは上記『牛首村』所収「坪野鉱泉怪談紀行」でも変わりないようだ。(以下続稿)