②新書判(5)
『上』『中』は昨日見た「■編集委員」と「■執筆者」の次の頁が奥付で、上部に「■写真・図版協力者(五十音順)」があって『上』1版1刷は4箇所「石川 正司/国立歴史民俗博物館/水産航空/世界文化フォト」であったが1版10刷は見出しが「■写真図版協力者(五十音順)」となっていて中黒点がなく、左右2列、左列の1つめ「青木 章八」3つめ「江東区教育委員会」5つめ「坂巻紀久雄」右列3~5つめ「外山 正人/長瀬 博史/根本 太郎」の6つが追加されて合計10箇所になっている。そんなに図版の追加があったのか、それとも記載漏れを補ったのか。『中』の「■写真・図版協力者(五十音順)」は9箇所で最後の右列4つめが1版1刷は「羅漢寺」であったのが1版8刷は「五百羅漢寺」となっている他は同じ*1。但し「五百羅漢寺」ならば左列5つめに移動させるべきなのだけれども。『下』は奥付の上に収まらなかったので「■執筆者」の下から始めている。22箇所で「■執筆者」の下に6箇所、奥付の頁に16箇所。3つめが1版1刷では「五日市町郷土資料館」であった*2のが1版7刷は「五日市郷土館」になっている他は同じ。「文化財公開施設」を見るに1版1刷268頁6~8行め「五日市町郷土館」1版7刷268頁20~22行め「あきるの市五日市/郷土館」とあって、異同は所在地の「〒190-01 五/日市町‥‥」が合併と郵便番号の7桁化で「〒190-0164 あ/きるの市‥‥」となっていること*3。
図版協力者と奥付の間の「■地図」については5月4日付(4)に見て置いた。
『下』1版1刷の奥付は、上中下の別と『下』の印刷発行日・定価・ISBNコードが異なるのみ。なお左頁(『上』と『下』1版1刷)では左寄り、右頁(『中』と『下』1版7刷)は右寄りに組まれている。『上』1版10刷『中』1版8刷『下』1版7刷もほぼ同じ。それぞれの細かい異同、それから1版1刷との大きな異同は追って確認することとしたい。
『上』1版1刷は奥付の次の頁「新全国歴史散歩シリーズ 全47巻」の目録で、このタイトルに添えて明朝体で小さく「白ヌキ数字は既刊」とあるが数字が白抜きの黒丸数字になっているのは(4)宮城県(8)茨城県(13)東京都(14)神奈川県(19)山梨県(21)岐阜県の6都県、東京都はこのとき上中下のうち下は未刊であったはずだがそこまでは註記していない。最下部に同じく明朝体で小さく「既刊でない巻は旧版の文庫判で発行しています。」とある。1版10刷は全て白抜き数字になっており明朝体の註記は2箇所ともなくなっている。その裏の頁は「携帯便利なガイドブック」として『図説 仏像巡礼事典』『図説 歴史散歩事典』『図説 民俗探訪事典』『図説 文化財の見方』の「新書判」4点の広告。1版1刷は定価が入っていたが1版10刷は定価を削除、また『仏像巡礼事典』は「<新訂版>」になっている。
『中』は奥付の裏に「新全国歴史散歩シリーズ 全47巻」の目録があるのみで、1版1刷は『上』1版1刷に、1版8刷は『上』1版10刷に同じ*4。
『下』1版1刷は奥付の次の頁「新全国歴史散歩シリーズ 全47巻」の目録でタイトルに添えて明朝体で小さく「白ヌキ数字は/ 既刊 」とあって『上』『中』1版1刷の6都県に加えて(42)長崎県が白抜きになっている*5。その裏は「県民100年史 全47巻」の目録で「*は既刊」とあるが、2・5・6・9・10・13・14・16・17・20・22・25・29・30・32・33・34・35・38・39・41・43・44と、約半数の23都県が既刊となっている*6。その次の頁の「県史シリーズ 全47巻 別巻Ⅰ」の目録は全巻完結しているらしく註記がない。その裏と裏表紙見返し遊紙の表は左上に「〔メ モ〕」とあって以下余白*7。
『下』1版7刷は奥付の裏が「県民100年史 全47巻」の目録で「*は既刊」とあるが、19・31・37・40・42・46・47の7県を残すのみとなっている。次の頁が「新版県史シリーズ 全47巻」の目録で、最後に「*は新シリーズ既刊分」とあって、1・5・12・18・21・23・24・28・29・30・32・36・38・39・47の15道県が未刊。その裏の見開きは『上』1版10刷と同じ「新全国歴史散歩シリーズ 全47巻」の目録と「携帯便利なガイドブック」4点。最後に〔〔メ モ〕〕3頁、見返し遊紙の表は白紙。(以下続稿)
*1:【6月10日追記】1版6刷・1版7刷も1版8刷に同じ。
*2:【6月10日追記】1版3刷・1版4刷も同じ。
*3:もちろんこの他にも追加や名称・住所変更などがある。【6月10日追記】1版3刷268頁4~6行め・1版4刷268頁11~13行めも1版1刷に同じ。
*4:【6月15日追記】『中』1版6刷はシリーズ名の右に『下』1版1刷と同じ註記があって「37 香川県の歴史散歩」のみ未刊、下の註記は1版1刷に同じ。1版7刷は1版8刷に同じ。
*5:【6月15日追記】『下』1版3刷のシリーズ名の右の註記は1版1刷に同じ、下の註記は1版1刷は「既刊でない巻は旧版の文庫判で発行しています。」だったのが「白ヌキ数字になっていない県は旧版(文庫判)で現在発行しています。」と幅一杯に入っている。未刊は1・6・15・17・20・26・29・30・31・32・35・36・37・41・43・44・47。
*6:【6月15日追記】『下』1版3刷は8・11・12・15・21・27・28・36・45も既刊になっている。
*7:【6月15日追記】今私の手許にある『下』1版1刷は『上』1版1刷と同じ4点の目録があって、定価のみ『図説 仏像巡礼事典』の「定価1500円」が「定価1545円(税込み)」に、『図説 歴史散歩事典』の「定価1300円」が「定価1339円(税込み)」に、『図説 民俗探訪事典』の「定価1800円」が「定価1854円(税込み)」に、『図説 文化財の見方』の「定価800円」が「定価824円(税込み)」に変わっている。1版3刷は「定価1700円/定価1500円/定価1950円/定価890円」とかなり値上がりしている。以下〔メモ〕が4頁あるのは同じ。