瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『ミステリーの系譜』(1)

・中公文庫

ミステリーの系譜 (中公文庫)

ミステリーの系譜 (中公文庫)

【17版】一九七五年二月一〇日初版・一九九三年三月二五日17版・定価427円・中央公論社・239頁
【23刷】1975年2月10日初版発行・2005年9月10日23刷発行・定価667円・中央公論新社・239頁*1
【25刷】1975年2月10日初版発行・2009年4月15日25刷発行・定価667円・中央公論新社・239頁*2
 カバー、表紙は同じ。表紙折返しも写真・著者の紹介文もほぼ同じだが、紹介文の最後、23刷は「平成四年八月没。」とあるが、17版にはない。但し17版は平成5年(1993)3月刊だから、死亡前に刷ったカバーを使っていることになる。
 カバー背表紙、上部に明朝体で大きく標題、中央やや下に明朝体で著者名、17版は肌色地に黒字、23刷は赤紫地に白抜き、下部に17版は長方形の黒枠の内にゴシック体の黒字で[ま 12 11]、23刷は楕円に白く抜いてその中にゴシック体の黒地で同じ分類番号、その下に明朝体で「中公文庫」17版は黒字、23刷は白抜き。最下部、17版はゴシック体黒字「440」に太い下線、23刷は横長の楕円に白く抜いて、その中に黒字で「667」。
 カバー裏表紙、白地で右上に縦組みゴシック体8行(1行17字)の紹介文、左上にバーコード2つ、これは組み直されているが1つめは一致、2つめは下4桁が17版「4401」が23刷「6671」になっている。その下に横組みでISBNコード10桁、これは1つめのバーコードの下10桁にほぼ同じだが下1桁がバーコードでは「6」だったのがこちらは「-5」になっている。その下にCコードと17版「P440E」が23刷「\667E」、その下、17版は「定価440円(本体427円)」、23刷は「定価[本体667円+税]」とある。
 カバー裏表紙折返しは白地、明朝体縦組みでやや小さく「松本清張著(中公文庫)」、少し空けて23刷は「突 風/影の車/ミステリーの系譜/中央流沙/眩 人/渇いた配色/実感的人生論/黒い手帖」の8点、17版は上下2段で16点、上段に「乱 雲/野盗伝奇/突 風/真贋の森/五十四万石の嘘/霧の旗/影の車/北の詩人」下段に「絢爛たる流離/砂漠の塩/ミステリーの系譜/中央流沙/黒い手帖/古代史疑/眩 人/紅い白描」。
 奥付の前の頁、17版は白紙であったが、23刷は下部中央に小さい字で縦組み5行(1行25字)の「現在の人権意識に照らして不適切な表現や、差別的と取られかねない表現」についての断り書が入っている。
 奥付、17版は縦組み、23刷は横組み。
 奥付の裏から目録、17版は「中公文庫 既刊より」と題し下部に「一九九三年三月」で7頁、1頁は3段組で標題と著者名が並ぶ。1段に20点。7頁めの中段4点めまでが「日 本 文 学 II」下段8点めまでが「海 外 文 学」、残りは「新 刊・既 刊」10点。松本清張の本は含まれていない。23刷は「中公文庫既刊より」と題して、1頁8点で7頁、1頁めは7点で全て松本清張、裏表紙折返しにある本書を除く7点で「ま-12-6 突 風/ま-12-17 渇いた配色/ま-12-21 眩 人/ま-12-22 影の車ま-12-23 中央流沙/ま-12-24 実感的人生論/ま-12-25 黒い手帖」、紹介文3行(1行24字)の最後に〈解説〉者、最下部にISBNコード10桁*3

*1:Amazon詳細ページのなか見!検索で閲覧出来る【25刷】(2009年4月15日25刷発行・定価667円)のカバーは23刷に一致するようである。【2014年1月30日追記】その後、25刷を見た。カバー背表紙も確認出来たことで、23刷のカバーとは「一致する」と書いて良さそうである。酔って、以下25刷のカバーについては異同を記入しない。

*2:2014年1月30日追加。

*3:2014年1月30日追記】25刷も、23刷にここにメモした範囲では一致する。なお「眩 人」にルビ「げん じん」があるが、これは23刷についてメモし忘れたものか。