・ちくま文庫 筑摩書房
あ 14 3 安藤鶴夫『わが落語鑑賞』一九九三年三月二十四日 第一刷発行・定価951円・490頁
こ 5 16 麻生芳伸 編『落語特選 下』二〇〇〇年二月九日 第一刷発行・定価880円・396頁※ 帯あり「今月の新刊」書影に同じ
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以上は昨年の9月15日のメモ。この2冊は処分してしまった。
歌舞伎と同じく、祖母は落語にも親しんでいたようだが、歌舞伎以上に何も聞いていない。いや、初孫の家人が幼少の砌、祖母が東京落語の「だくだく」を話して聞かせたところ、家人が無邪気に喜んで「××があるつもりー」「××があるつもりー」と、色々な物があって、それで何かするつもりの演技をしたのでその感受性に感心した、と云ったようなことを如何にも愉しそうに話してくれたことがあった。
今日は仕事の帰りに電車で都内に出たり、都内に電車で出るのは松葉杖を突いていたとき以来なのだが、とにかく1日外出して疲れたので、落語の本はまだ何冊かあるのだが「後で追加するつもりー」で取り敢えず記事だけ拵えて置く。(以下続稿)
【8月7日追記】
・講談社学術文庫1577 興津要『古典落語』2002年12月10日 第1刷発行・2005年2月21日 第7刷発行・定価1250円・436頁
298~299頁にワープロで作成したらしき「八味地黄丸」のチラシ(ゴシック体横組み)の紙片はさまる。栞代わりか。元の栞は保存されていない。
431~436頁、青山忠一「興津要さんと私」の冒頭(431頁)によれば、元々講談社文庫で全6冊で刊行されていた『古典落語』をそのまま復刊する訳に行かぬので最初の2冊(62話)の中から選んで復刊することになり、初刊時のことも知る興津氏の早大の学部学科そして「落ち研」の後輩・青山氏がその選択を担当して21話を収録したものである。講談社文庫『古典落語』は私の父が5冊持っていて、中学卒業と同時に転居することが決まっていて、腰を据えて道楽に取り組む余裕を持てなかった私は専らこの5冊を読んで落語通のようになっていた。だから、僅かな話を選択したものが「講談社学術文庫」に収録されたのを見たときには、何とも複雑な気分にさせられたことだった。今、初めてその復刊の事情を知った次第である。
祖母は講談社文庫『古典落語』の方も何冊か持っていた。これは後で追加しよう。