瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の『竹取物語』(08)

・角川文庫12147(2)(ビギナーズ・クラシックス
 5月30日付(07)の続き。前回のはだいぶ前に書いた下書きで、角川文庫の『竹取物語』を刊行順に紹介することにしたので寝かせてあったのだが、十七版も見ていたのに投稿に際して忘れていたことを、続きを書こうとして下書き記事を漁っているうちに思い出した。そこで、改めて初版と十版と十七版を借り集めて、並べて見た。
・平成二十一年十一月十五日十七版発行 定価590円
 カバー背表紙、初版・十版は淡い桃色地にゴシック体で「QRコード|SP|93|Y533|角川書店」葉っぱのマーク、楷書体で「竹取物語(全)」右に小さく「ビギナーズ・クラシックス」、下部に茶色の角切短冊型に地色抜きゴシック体[角川ソフィア文庫]とあったが、十七版は最上部が白地で濃い桃色のに白抜きで「A」その下に「1」そのすぐ下から桃色地で「3 角川書店」ここまでゴシック体、少し空けて以下明朝体で3行割書「ビギナーズ・/クラシックス/日本の古典」すぐ下に大きく「竹取物語(全)」、下部にゴシック体で小さく「角川ソフィア文庫」とある。
 カバー表紙折返し、ゴシック体で、初版・十版には最下部右に「カバー/谷口広樹」とあるのみであったが、十七版は「武田友宏」の紹介文があって、最下部やや左寄りに「カバーデザイン/谷口広樹」とある。武田氏の紹介文についてはまだ上げていないが、このシリーズの別の1冊について検討してあるので、いづれそちらを上げることとして*1ここでは省略する。
 カバー裏表紙折返しには十七版では「角川ソフィア文庫|ビギナーズ・クラシックス/日本の古典||」として、第1期から第3期の各10点合計30点を挙げる。
 カバー裏表紙、左上にバーコードが2つあるのは同じだが、初版・十版はその右にISBNコード(10桁)・Cコード・定価があって、中央やや上に横組み3行、1行32字の紹介文がある。十七版はバーコードの下にISBNコード(13桁)・Cコードがあり、右上部に横組み14行、1行14字の紹介文、初版・十版の紹介文をもとにふくらませてある。
 奥付は初版・十版・十七版で少しずつ違う。匡郭下辺の外の左寄りに「角川ソフィア文庫 93」とあったがのが十七版では「SP A-1-3」とある。その右にISBNコード・Cコードがあるが前者の桁が3桁増えているのはカバーに同じ。奥付の裏は角川源義「角川文庫発刊に際して」で目録類はない。
 本体は十版に同じ。以下、簡単に確認してみたい。(以下続稿)