瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『影の車』(2)

・中公文庫(2)
 改版(5刷)のカバー表紙は上部(5.0cm)が白地、中央から下(10.1cm)が黒地で、白地の部分の上部にゴシック体で著者名、下部にTimes New Roman体にて「seicho matsumoto」、その下の黒地の上部に白抜きの同じ字体で「kage no kuruma」とあって大きく縦長のゴシック体白抜きで標題、その上に緑と紺の絵の具が散らされている。下部中央にここのみ縦組みで「中公文庫」と明朝体白抜き。
 カバー背表紙、改版は赤紫地に明朝体白抜きで初版と同じ高さに標題「影の車」と著者名、下部は楕円に白く抜いてゴシック体の黒で(ま 12 22)その下に白抜きで「中公文庫」最下部角切の長方形(横長)に白く抜いて724
 カバー表紙折返し、写真が異なるが紹介文は5月5日付「松本清張『突風』(1)」で見た、中公文庫『突風』27刷・30刷・34刷(なか見!検索)に一致。なお初版の写真と紹介文は5月4日付「松本清張『ミステリーの系譜』(1)」で見た、中公文庫『ミステリーの系譜』17版に同じ、23刷・25刷(なか見!検索)はこれに没年月を追加している。この2種の紹介文の異同は、5月29日付「松本清張『野盗伝奇』(1)」で見た、中公文庫『野盗伝奇』の初版と改版の異同に同じ。なお中公文庫『野盗伝奇』改版の写真(4.4×3.1cm)は、本書『影の車』改版の写真(4.3×3.1cm)に同じだが寸法が異なる。しかし一見したところ、『野盗伝奇』改版と『影の車』改版のカバー表紙折返しは一致しているように見える。
 カバー裏表紙は白地で左上にバーコード2つ、1つめの下1桁「5」、2つめの下4桁「7241」、その下にISBNコード10桁、下1桁「-1」、次の行「C1193 \724E」、3行め「定価[本体724円+税]」、右上に縦組み明朝体で紹介文7行(1行19字)、これは初版の裏表紙にあったものに同じ。初版の改行位置を「|」で、改版の改行位置を「/」で示した。

ここには七つの殺人事件がある。|これは単/なる犯罪ではない。人生|の暗い〈影の部/分〉が強烈な人間|洞察の光に照射され黒々/とした断|層を露呈する。めぐる怨恨と悲し/|みの車――。第一話潜在光景から|第七話田/舎医師まで、展開する凄|絶な、推理界第一/人者の真迫の筆。


 カバー裏表紙折返し、明朝体で、上部に「松本清張著(中公文庫)」少し空けて、「突 風/影の車/ミステリーの系譜/中央流沙/眩 人/渇いた配色/実感的人生論/黒い手帖」の8点。左下に「カバー 桜庭文一」とある。(以下続稿)