瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『内海の輪』(8)

 ここで内容について、まず「内海の輪」から位置を一覧にして置く。
 その前に、ここまでに漏らしたことを補っておく。
 光文社文庫は1頁扉、3頁「目次」、これは角川文庫の「目次」と同じく4行で、作品名にルビはなく解説者にルビ「やままえゆずる」がある。また頁が角川文庫は半角漢数字だったのがこれらは算用数字である。5頁、中扉「内海の輪」明朝体太字、ルビ「ないかい」。7頁「内海の輪 「霧笛の町」改題」の扉、9頁から本文で頁付がある。3行取り11字下げで算用数字で章番号。9頁の最初は3行分空白。1頁17行、1行40字。
 『全集』は1段24行、1行26字。作品の冒頭、上段の1行めに2字下げで大きく作品名、6行分空白があって5字下げ2行取りで算用数字の章番号。

角川文庫初版 角川文庫改版 光文社文庫 全集 セレクション
7-1〜20-2 7-1〜21-1 9-1〜22-3 368上2〜374上13 264-2〜275-15
20-3〜32-10 21-2〜34-6 22-4〜34-11 374上14〜380上15 275-16〜286-16
32-11〜44-5 34-7〜47-1 34-12〜45-16 380上16〜386上2 286-17〜297-4
44-6〜57-4 47-2〜60-15 46-1〜58-12 386上3〜392上8 297-5〜308-12
57-5〜70-11 61-1〜75-5 58-13〜71-16 392上9〜398下7 308-13〜320-16
70-12〜84-3 75-6〜89-13 72-1〜85-5 398下8〜404下5 320-17〜332-15
84-4〜97-10 89-14〜103-15 85-6〜98-4 404下6〜410下13 332-16〜344-14
97-11〜110-9 104-1〜117-14 98-5〜110-16 410下14〜416下19 344-15〜356-4
110-10〜123-16 118-1〜132-3 111-1〜124-2 416下20〜423上8 356-5〜368-2
10 124-1〜136-4 132-4〜145-2 124-3〜136-1 423上9〜428下18 368-3〜378-18
11 136-5〜148-15 145-3〜158-14 136-2〜148-12 428下19〜434下21 379-1〜390-4
12 149-1〜161-1 158-15〜171-14 148-13〜160-11 434下22〜440下16 390-5〜400-14
13 161-2〜173-11 172-1〜185-6 160-12〜173-1 440下17〜446下15 400-15〜411-18
14 173-12〜185-13 185-7〜198-11 173-2〜185-4 446下16〜452下19 412-1〜422-13
15 185-14〜197-12 198-12〜211-9 185-5〜196-17 452下20〜458下18 422-14〜433-5
16 197-13〜209-11 211-10〜224-14 197-1〜208-17 458下19〜464下15 433-6〜443-17

 角川文庫の初版211頁(頁付なし)改版225頁(頁付なし)光文社文庫209頁(頁付なし)は「死んだ馬」の扉。なお、9月2日付(4)に引いた、光文社文庫版の山前氏「解説」に、291頁10〜12行め「文藝春秋版『松本清張/全集9』(一九七一・十二)には「黒の様式」の全作がはじめて一冊にまとめられたが、/「死んだ馬」も第七話として」とあったが、『全集』には「第七話」の如き話の番号は附されていない。

角川文庫初版 角川文庫改版 光文社文庫 全集
|212-1〜218-5 226-1〜232-12 |211-1〜217-7 |465上2〜468上17
218-6〜224-10 |232-13〜239-14 |217-8〜223-15 |468上18〜471下5
|224-11〜232-4 |240-1〜248-7 |224-1〜231-11 |471下6〜475上22
|232-5〜239-6 |248-8〜256-6 |231-12〜238-17 |475上23〜478下20
|239-7〜245-8 |256-7〜263-1 |239-1〜245-3 |478下21〜482上6
|245-9〜252-12 |263-2〜270-15 |245-4〜252-6 |482上7〜485下9
|252-13〜261-3 |271-1〜280-3 |252-7〜260-10 |485下10〜489下19
|261-4〜266-13 |280-4〜286-5 |260-11〜266-2 |489下20〜492下8
|266-14〜272-16 |286-6〜293-5 |266-3〜272-10 |492下9〜495下10
10 |273-1〜285-5 |293-6〜306-12 |272-11〜284-14 |495下11〜501下11

 光文社文庫の頁付があるのは292頁まで、1頁白紙でその裏に「一九六九年五月カッパ・ノベルス(光文社)刊」とあって、奥付、その裏が光文社文庫編集部「お願い」で、目録類はない。
 松本清張小説セレクションの奥付の裏は「松本清張小説セレクション〈全36巻〉」の目録。(以下続稿)