瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

『水辺の怪談――釣り人は見た』(4)

 昨日の続きで『水辺の怪談 最恐伝説』の「川・湖の章」について。
 なお、「海の章」と「川・湖の章」は2〜3頁(頁付なし)「目次」では、『水辺の怪談』では一回り小さい楷書体、『水辺の怪談2』は黒の長方形に白抜きゴシック体、『水辺の怪談 最恐伝説』は太い鍵括弧に一回り小さい楷書体。4〜5頁(頁付なし)の見開きは、いづれも水面を撮した写真をぼやかしたもので、5頁の上部に縦組みで「海の章」と、『水辺の怪談』は周囲を黒く暈かした明朝体白抜きで、『水辺の怪談2』は白く縁取りした明朝体太字で、『水辺の怪談 最恐伝説』は白く縁取りした楷書体で、入れてある。「川・湖の章」も同様(頁付なし)で、『水辺の怪談』42〜43頁、『水辺の怪談2』28〜29頁、『水辺の怪談 最恐伝説』38〜39頁。
「川・湖の章」
・丸山剛「焚き火の炎に浮かび上がる悪夢」40〜46頁(9行め)
 12月20日付(3)に引用した奥付上部にある通り、新たに追加された話。本文では「焚き火の炎に」で改行して2行に示す。45頁は挿絵。
・池波次郎(仮名)冥府の扉が開く時」47〜53頁(4行め)
 これも奥付上部にある通り新たに追加された話。52頁は挿絵。
・市川修「月夜のススキ林」54〜59頁(7行め)←『水辺の怪談2』52〜57頁(8行め)
 プロフィールは同文(4行)だが改行箇所が異なる。
 挿絵、『水辺の怪談2』54頁→『水辺の怪談 最恐伝説』56頁、同寸で『水辺の怪談2』では黒くなって識別困難だった左の黒い人物の右腕の線が、はっきり見える。既に『水辺の怪談』について指摘したように、『水辺の怪談 最恐伝説』は挿絵を薄くして『水辺の怪談』『水辺の怪談2』では黒くなっていたところが、判別出来るようになっている。以下、一々指摘しない。
・小川恭正「闇夜のボート」60〜66頁(8行め)←『水辺の怪談2』69〜75頁(9行め)
 プロフィールはサイトのアドレスが変わっている以外は同文。
 挿絵、『水辺の怪談2』73頁→『水辺の怪談 最恐伝説』65頁、同寸。
・相羽純一「身も凍る地獄のトーナメントトレイル」67〜73頁(8行め)←『水辺の怪談2』90〜96頁(9行め)
 題は『水辺の怪談 最恐伝説』では「身も凍る」で改行して2行にして示す。
 プロフィールは住んでいる県や大会での戦績など大きく書き換えられている。
 挿絵、『水辺の怪談2』93頁→『水辺の怪談 最恐伝説』70頁、同寸。
・小助川直樹「イワナが手招きする禁断の滝壺」74〜80頁(12行め)←『水辺の怪談』58〜64頁(14行め)
 『水辺の怪談』は「壷」。本文の題は『水辺の怪談』『水辺の怪談 最恐伝説』ともに「禁断の滝壺」から2行め。
 挿絵、『水辺の怪談』65頁→『水辺の怪談 最恐伝説』81頁、同寸。
・富田晃弘「「呼ばわり」の怪」82〜86頁(10行め)←『水辺の怪談2』97〜101頁(11行め)
 プロフィールは一致。
 挿絵、『水辺の怪談2』98頁→『水辺の怪談 最恐伝説』83頁、同寸。
・杉田陸男「革靴で渓谷のヤマメを釣る男」87〜94頁(4行め)←『水辺の怪談』66〜73頁(5行め)
 挿絵、『水辺の怪談』71頁→『水辺の怪談 最恐伝説』92頁、同寸。
・渡辺博「沈む渡り廊下」95〜101頁(10行め)←『水辺の怪談2』58〜63頁(16行め)
 プロフィールは一致。
 挿絵、『水辺の怪談2』61頁右上(縦25字分、横11行分)→『水辺の怪談 最恐伝説』98頁、拡大。
・井村篤司「あの世に引きずり込まれる!!」102〜110頁(9行め)←『水辺の怪談2』30〜35頁(5行め)
 プロフィールは一致。
 挿絵、『水辺の怪談2』35頁左(11行分)→『水辺の怪談 最恐伝説』107頁、拡大。
・森山健二「アユ釣りと老舗旅館の女」111〜117頁(5行め)←『水辺の怪談』116〜121頁(15行め)
 挿絵、『水辺の怪談』120頁左(8行分)→『水辺の怪談 最恐伝説』115頁、拡大。
・宮澤史郎(仮名)憑依現象。引き寄せられた宿の恐怖」118〜126頁(14行め)←『水辺の怪談』74〜83頁(4行め)
 題は句点のところで改行されて2行に示されている。
 挿絵、『水辺の怪談』75頁右(10行分)→『水辺の怪談 最恐伝説』121頁左上(縦28字分、横11行分)、縮小されているが原画の全部を示しているようだ。『水辺の怪談』では右が切れている。
 挿絵、『水辺の怪談』83頁左(12行分)→『水辺の怪談 最恐伝説』127頁、拡大。(以下続稿)