瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』(12)

・カバー表紙イラスト
 カバー表紙のイラストの、右下にゴシック体横組みで画題が示されている。但し第1部『1』にはなく、第1部『4』のみ左下に入っている。
 これまで触れて来なかったので、ここに第1部から列挙して置こう。
・『1』 なし
・『2』 バラの精
・『3』 火の鳥
・『4』 黒鳥(オディール)
・『5』 「四季」より春
・『6』 ドン・キ・ホーテ
・『7』 ラ・シルフィード
・『8』 「くるみ割り人形」よりアラビアの踊り
・『9』 「海賊」
・『10』 グラン・パ・クラシック
・『第2部1』 エスメラルダ
・『第2部2』 オーロラ姫
・『第2部3』 ドン・キホーテ
・『第2部4』 スワニルダ
・『第2部5』 ライモンダ

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京都国際マンガミュージアム 編『バレエ・マンガ 〜永遠なる美しさ〜2013年7月25日第1刷発行・定価2800円・太田出版・131+XIII頁・A4判並製本

 平成25年(2013)7月13日から9月23日に京都国際マンガミュージアムにて開催された同名の展覧会の図録。128頁までカラー印刷。対談などの文字だけの頁も、インタビュアーの発言を紺のゴシック体で示すなどしている。
 山岸氏は65〜86頁「第3章/バレエ・マンガの変革期」に単独で取り上げられている(66〜86頁「山岸凉子」)。章の導入文(65頁)が「本格バレエ・マンガの登場」と題されているように、『テレプシコーラ』ではなく『アラベスク』によって「バレエ・マンガ」を「変革」した漫画家という扱いなのだから、むしろ『アラベスク』の記事で紹介するべきなのだけれども、まだ準備出来ていないのでここに貼って置く。
 ここに、82頁に「[Y19]:"火の鳥"「テレプシコーラ舞姫」(第1部)/『ダ・ヴィンチ』2002年4月号」として『3』カバー表紙の原画が、86頁に「[Y26]:"ラ・シルフィード"「テレプシコーラ舞姫」(第1部)/『ダ・ヴィンチ』2005年4月号」として『7』カバー表紙の原画が、A4判で掲載されている。また84頁に「[Y20]:"スワニルダ"「テレプシコーラ舞姫」(第2部)/『ダ・ヴィンチ』2010年4月号」として『第2部4』のカバー表紙の原画が同寸で、掲載されている。
 表紙ではないが、85頁には「[Y21〜25]:「テレプシコーラ舞姫」(第1部)/『ダ・ヴィンチ』2006年11月号」から『10』の最後の5頁の原画が、特に最後の頁は単行本から若干縮小した程度で掲載されている。他に45〜46頁岩下朋世「【コラム5】バレエ・マンガといじめ」に、千花が受けていた中学の同級生からのいじめが2つ、46頁左上「【図4】山岸凉子テレプシコーラ舞姫」第1部第4巻/2003年/メディアファクトリー」として『4』63頁、46頁中右に「【図5】山岸凉子テレプシコーラ舞姫」第1部第7巻/2005年/メディアファクトリー」として『7』184頁3齣め、取り上げられている。(以下続稿)