瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

遠藤周作『好奇心は永遠なり』(2)

 2014年9月15日付(1)の続き。
 帯の保存されている本を見た。長さは41.5cmで幅は5.5cm、白のアート紙で表はコーティングされている。裏には何も印刷されていない。
 背表紙側には明朝体太字で著者名、下部に楷書体横組みで版元名。
 表紙側は縦組みで、まず楷書体で、

科学だけでは/説明しきれない存在/“ミジンコから超能力まで”*1/を探る各界著名人/11名との対談

とあって、次に黒の楕円(4.0×2.0cm)に楷書体白抜きで、

順子夫人が語る/人間 遠藤周作

とある。次いで赤の明朝体太字で大きく「興味の /幅で  /人生は /深くなる」、そして楷書体で小さく「講談社 定価:本体一四〇〇円」とあって、「本体」の左から楷書体で小さく「※消費税が別に加算されます。」
 裏表紙側は縦組みの赤で、まず秀英初号明朝で、遠藤順子「夫、父、作家、遠藤周作の横顔」の最後の段落(209頁12行め〜210頁4行め)と氏名(210頁5行め)が引用されている。帯の改行箇所を「/」、本文での改行箇所を「|」で示した。

人間は完全ではない、/といつも主人は言って/おりました。人間には、/その時代そ|の時代で無/知な部分がやはり残る。/学者の方でも、昔、太/陽が地球のまわりを回/っ|ていると考えていた/ような思い違いがある/かもしれません。です/から、主人のよう|な、/素人くさいというか、/素朴な好奇心や興味、/疑問のあり方というの/はこれから|も大切だし、/必要なのではないかと/思います。

      遠藤順子


 最後の名前は楷書体、本文ではこの前が2行分空けてある。また本文の句読点は全て全角。
 表紙側折返しは余白。
 裏表紙側折返し、左下に小さく「好奇心は永遠なり/208842-8(0)」1行めは楷書体、2行めはゴシック体。(以下続稿)

*1:ダブルクォートは半角。