瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『点と線』(4)

新潮文庫1968(4)
 2013年9月24日付(1)の【2014年3月22日追記】に指摘した②昭和六十二年二月二十日五十四刷改版であるが、現在までに次の3つを見ている。
・平成三年三月五日六十五刷 定価350円
・平成五年十一月十五日七十七刷
・平成十二年五月三十日九十五刷 定価400円
 残念ながら並べて比較することは出来なかった。
 本体は目録の2頁め3点めまでは一致。全て「松本清張著」の2頁の目録のうち、1頁めは「巨 人 の 磯/喪 失 の 儀 礼/渦      /共  犯  者/渡された場面/水  の  肌」、2頁めの5点めまでの標題は「隠 花 の 飾 り/天 才 画 の 女/憎 悪 の 依 頼/黒 革 の 手 帖/夜 光 の 階 段」で一致、4〜6点めは標題の左下に六十五刷・七十七刷「(全二冊)」とあったのが九十五刷「(上・下)」に変わっており、6点めは六十五刷・七十七刷「迷 走 地 図」が九十五刷「隠 花 平 原」に差し替えられている。
 カバー表紙、六十五刷・七十七刷は①五十二刷に同じ。九十五刷のカバーは特殊なものが掛かっているので別に報告したい。
 カバー表紙折返し、六十五刷・七十七刷は右下に明朝体縦組みで「カバー 小野木学」とあり、大半は新潮カセットブック「松本清張のカセット」の広告、2013年8月24日付「松本清張『渡された場面』(2)」で見た、新潮文庫2675『渡された場面』①三十四刷及び2012年10月21日付「松本清張『小説日本芸譚』(1)」で見た、新潮文庫1476『小説日本芸譚』①三十三刷にあったものに同じ(らしい)。
 カバー裏表紙折返し、六十五刷は①五十二刷と同様にゴシック体横組みで「〜〜新潮文庫〜〜/松本清張の作品」として、真ん中を波線で仕切って、左に24点27冊、右に23点28冊、合計47点55冊をゴシック体で並べる。左側「或る「小倉日記」伝/黒  地  の  絵/西   郷   札/佐 渡 流 人 行/張   込   み/駅       路/小 説 日 本 芸 譚/わるいやつら(上・下)/歪 ん だ 複 写/け も の み ち/半  生  の  記/黒  い  福  音/かげろう絵図(上・下)/ゼ ロ の 焦 点/眼   の   壁/点   と   線/黒  い  画  集/霧   の   旗/蒼  い  描  点/影  の  地  帯/時 間 の 習 俗/砂  の  器(上・下)/蒼 ざ め た 礼 服/黒  の  様  式」、右側「D  の  複  合/鴎  外  の  婢/分 離 の 時 間/死   の   枝/地 の 骨(上・下)/小説東京帝国大学/溺   れ   谷/眼  の  気  流/巨  人  の  磯/喪 失 の 儀 礼/    渦    /共   犯   者/渡 さ れ た 場 面/水   の   肌/隠 花 の 飾 り/天 才 画 の 女/憎 悪 の 依 頼/砂  漠  の  塩/黒革の手帖(上・下)/岸 田 劉 生 晩 景/夜光の階段(上・下)/迷 走 地 図(上・下)/聖 獣 配 列(上・下)」。最後の1点2冊が①五十二刷の後の追加。左下に明朝体で小さく「カバー 錦明印刷」。
 七十七刷は2013年8月24日付「松本清張『渡された場面』(2)」で見た、新潮文庫2675『渡された場面』①三十四刷に同じ。
 カバー背表紙は整理番号まで2013年9月24日付(1)に示した③に同じで、最下部はゴシック体で「新潮文庫 360」数字に太い下線。(以下続稿)