瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『渡された場面』(2)

新潮文庫2675(2)
 4月28日付(1)を書いた当時は、現行のカバーのかかった②五十七刷・五十八刷しか見ていなかったが、その後、①三十四刷と②五十刷・五十一刷・五十三刷を見た*1
 ②五十刷と五十一刷のカバーは一致。*2
 カバー表紙は一致。
 カバー表紙折返し、①三十四刷は新潮カセットブックの『●愛犬/足袋』と『●家紋』の広告。右下に「カバー 斎藤和雄」。②五十刷・五十一刷・五十三刷の顔写真と紹介文(10行)は、5月8日付「松本清張「西郷札」(4)」で見た新潮文庫1662『西郷札』②四十三刷改版・四十五刷・四十七刷に同じ。右下に「カバー装画 斎藤和雄」。なお、②五十七刷・五十八刷の紹介文(11行)は新潮文庫1662『西郷札』②四十九刷・五十刷に一致する。
 カバー背表紙、②五十刷・五十一刷・五十三刷は②五十七刷に一致。①三十四刷は最下部「400」に下線。
 カバー裏表紙、右上の紹介文は①と②で組み直されているが字配りなど一致。左上のバーコードの1つめは①三十四刷から②五十八刷まで一致。2つめの下4桁は①三十四刷「4008」、②「5141」。その下、中央の横線の上に①三十四刷「定価400円(本体388円)」、②「定価本体514円(税別)」。横線の下、右寄せで葡萄マーク、左寄せで2行、ISBNコード/Cコードに①三十四刷「P400E」、②「\514E」。ISBNコードは①三十四刷と②五十刷・五十一刷は10桁で下1桁「-8」、②五十三刷・五十七刷・五十八刷は13桁で下1桁「-3」、数字はバーコード1つめに一致。
 カバー裏表紙折返し、全て横組みで、下部に「カバー印刷 錦明印刷  カバーデザイン 新潮社装幀室」とあるのは一致、上部の「――――新潮文庫――――/松本清張の本|」で破線で左右に分けて①三十四刷は46点(左24点右22点)、左側「或る「小倉日記」伝/黒地の絵/西郷札佐渡流人行/張込み/駅路/小説日本芸譚/わるいやつら(上・下)/歪んだ複写/けものみち/半生の記/黒い福音/ゼロの焦点/眼の壁/点と線/黒い画集/霧の旗/蒼い描点/影の地帯/時間の習俗/砂の器(上・下)/蒼ざめた礼服/黒の様式/Dの複合」、右側「分離の時間/死の枝/地の骨(上・下)/溺れ谷/眼の気流/巨人の磯/喪失の儀礼/渦/共犯者/渡された場面/水の肌/隠花の飾り/天才画の女/憎悪の依頼/砂漠の塩/黒革の手帖(上・下)夜光の階段(上・下)/迷走地図(上・下)/聖獣配列(上・下)/赤い氷河期/状況曲線(上・下)/過ぎゆく日暦(カレンダー)」とあって2つ分空白、その下右寄せで小さくゴシック体で「*の巻には、『新潮カセットブック』/収録の作品が入っています。」とあって、26番め「死の枝」と36番め「隠花の飾り」の右下に小さく*が附されている。②五十刷・五十一刷2012年10月19日付「松本清張『黒地の絵』(1)」で見た新潮文庫1661『黒地の絵』②五十二刷に同じ、②五十三刷は新潮文庫1661『黒地の絵』②五十六刷に同じ。(以下続稿)

*1:2014年8月27日追記】私の見た四十七刷のカバーは(ここのメモと対照する限りでは)五十刷のカバーに一致する。

*2:9月7日追記9月6日付(3)に指摘したように、カバー裏表紙折返しが1箇所異なっている。よって一致するとしたのは誤認。