瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

丸山昭『まんがのカンヅメ』(06)

・単行本(2)カラー口絵①
 昨日の続きで、扉の次にあるアート紙のカラー口絵(1〜8頁)を見て置こう。文庫版には口絵はなく収録していても分散しており、もちろんカラーではない。
 キャプションは単行本はゴシック体細字、文庫版は明朝体
 1頁(頁付なし)の写真は、2015年8月19日付(4)に触れた文庫版5頁(頁付なし)「はじめに」の扉にある写真と同じもの。文庫版(10.0×7.8cm)より単行本(11.6×8.7cm)の方が大きいが、上部のピントが合っていない。しかしカラーなのでヤケ具合や破れなどははっきり分かる。キャプション、単行本は下に横組みで「「トキワ荘同荘会」(1981年1月13日)同荘生によるふすまへの寄せ描/き(大半酒店・天野喜秀氏蔵)(本書110ページ参照)」、文庫版は下に横組みで「トキワ荘同窓会(1981年)の時に集まったかつての  /住人たちと出入りしていた人たちの寄せ描きのフスマ。/(大半酒店提供)」とある。
 2〜3頁(頁付なし)に掲載される写真は文庫版に再録されていない。
 2頁上段はセピア色の写真(6.4×5.0cm)で左に縦組みで「戦後のまんが界をリードした巨星・手塚治虫氏/(提供・手塚プロダクション)」2行め下寄せ。
 2頁下段は白黒の雑誌見開きの再録(7.0×10.0cm)で下に横組みで、

東京・豊島区立郷土資料館で開かれた「トキワ荘展」に集まった面々。復/元されたトキワ荘の一室で、右から鈴木伸一、石森章太郎、安孫子素雄、/つのだじろう藤本弘赤塚不二夫長谷邦夫永田竹丸水野英子、著/者、横山隆雄(86年12月6日)(『エンマ』1986・12・17号所載 撮影佐藤/明)

とキャプション、横山隆雄は横山孝雄が正しい。上段の写真が上辺右側に若干(0.4cm)食い込んでいる。
 3頁上段もセピア色の写真(7.0×8.5cm)で右に縦組みで「一九六〇年ころのトキワ荘安孫子素雄氏蔵)」のキャプション、下段はカラーで右の写真(5.6×3.8cm)は右に縦組みで「現在のトキワ荘」のキャプション。左の写真(5.6×4.0cm)は下に横組みで「たまり場兼打ち合わせ場所だっ/た冷暖房完備の喫茶店エデン 」のキャプション、この写真は若干(0.4cm)上段の写真に食い込んでいる。(以下続稿)