瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖川孝 訳『ランボオの手紙』(1)

・角川文庫101(1)
①昭和二十六年九月十五日初版発行(206頁)
・平成元年十一月十五日十五版発行 定価388円

ランボオの手紙 (角川文庫)

ランボオの手紙 (角川文庫)

②平成四年十二月十五日十六版発行(216頁)定価388円*1
・平成五年二月十日十七版発行 定価388円
・平成八年六月二十日十九版発行 定価417円
 十五版は金色のカバーの角川文庫リバイバルコレクションで、いしいたかもり「角川文庫万華鏡」の2009.11.24「リバイバルコレクションのこと」に示される内容見本を見るに、十五版は「PART II」の24点36冊のうちの1冊で、平成元年(1990)六月十五日発売(PART I)30点43冊にも入っていて、それが十四版と云うことになろう。
 これが意外に好評だったものか、リバイバル扱いから脱して改版されることになる。リバイバルコレクション PART III(20点25冊)には入っていないので十六版で改版されたと思われるが、その時期は十七版・十九版の奥付の前の頁(頁付なし)に、

本書中には今日の人権擁護の見地に照らして、不適切と思われる語句や表現があり/ますが、翻訳の時代的背景と価値を考え合わせ、編集部の判断で一部を改めるにと/どめました。(平成四年十二月)

とある、平成4年(1992)12月であろう。そこで未見ながら仮に「②平成四年十二月十六版(216頁)」として置いた。*2(以下続稿)

*1:2019年3月18日追加。

*2:2019年3月18日追記】十六版を見た。全面的に改稿する必要があるが、差当り手を入れたこの箇所を見せ消ちにして置いた。