瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

Joseph von Eichendorff“Aus dem Leben eines Taugenichts”(2)

岩波文庫32-456-2『改訳 愉しき放浪児』(2)
 6月1日付(1)の続き。
 カバー表紙折返し、第15刷・第16刷ともに右上に縦組みで次の紹介文。

改訳 愉しき放浪児
自由に憧れ広い世界にとび出した若者と美し/い令嬢との恋の顚末。抒情的で朗らかな雰囲/気にみちたドイツ・ロマン派文学の白眉。


 第15刷には右下に明朝体縦組みでごく小さく「カバー = 中野達彦」とある。
 カバー裏表紙折返し、第15刷は「ワイド版 岩波文庫」の広告。第16刷は「図書」の広告で、同じ「2015年〈春〉の岩波文庫リクエスト復刊」各冊に共通のようだ。
 本体、1頁(頁付なし)扉は一致。
 2頁(頁付なし)第15刷は白紙、第16刷は中央やや上に、中央揃えで「Joseph von Eichendorff/AUS DEM LEBEN EINES TAUGENICHTS/1826」とある。
 3〜132頁、本文。133〜136頁「解  説」は一致。
 奥付、下部に第15刷は太線(7.0cm)2本の間(4.3cm)に、まづ左寄せで発行日3行、第16刷は太線(7.3cm)2本の間(5.0cm)に、やはり発行日3行だが中央寄り。以下は第15刷は右寄せでゆったり組み、第16刷は左寄りで詰めて組む。「訳 者」*1、「発行者」は第15刷「安  江  良  介」第16刷「岡本 厚」、「発行所」、住所は第15刷は上に添え、郵便番号5桁、第16刷は下に添え、郵便番号7桁、社名の前、第15刷は割書で「株式/会社」、第16刷はやや小さく「株式会社」、第15刷は下に「電話 03-3265-4111(案内)」を添えるが、第16刷は半行分空けて、案内、販売部/文庫編集部の番号とHPアドレス。2本めの太線の上、第15刷は「定価はカバーに表示してあります    製本・永井製本」製本のすぐ上に「印刷・三 陽 社」、第16刷「印刷・三陽社 カバー・精興社 製本・中永製本」、2本めの太線の下、第15刷「落丁本・乱丁本はお取替いたします  Printed in Japan」右寄せでもう1行「ISBN4-00-324562-8」、第16刷「ISBN 4-00-324562-8   Printed in Japan」、1本めの太線の上、第15刷「改訳愉しき放浪児*2」第16刷は一回り大きく「改訳愉しき放浪児*3 アイヒェンドルフ作」。
 岩波茂雄「読書子に寄す」の匡郭、第15刷(11.6×7.2cm)は右下が僅かに切れているが、第16刷(11.8×7.2cm)は左上以外の3隅がはっきり切れている。
 目録、第15刷「'91,7.現在在庫 D-1(〜4、E-1〜2)」D-2・4・E-1の小口側下寄せに「☆印の書目には、文庫版のほかに活字の大きいワイド版〔B6判、並製・カバー〕もあります」とある(括弧は半角)。
 第16刷「2014,2.現在在庫 D-1(〜4)」と「岩波文庫の最新刊」の「2014.12.」と「2015.1.」。(以下続稿)

*1:ルビ「せきたいすけ」。

*2:ルビ「たの・ほうろうじ」。

*3:ルビ「たの・ほうろうじ」。