瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

岡本綺堂の文庫本(08)

河出文庫『風俗江戸東京物語』(2)
 5月23日付(07)の続きで、この本のもとになった2冊の文庫本について、今回は簡単に触れて置く。
 まづ406〜429頁、今井金吾「解  説」の最後、428頁13行め以降を抜いて置こう。12行めは2行取り4字下げの「*」。

 最後になったが、本書は河出文庫で以前刊行した『風俗江戸物語』と『風俗明治東京物/語』を合本としたものである。
 
 本書の成立は、綺堂の養嗣子でもあり、前青蛙房社長岡本経一氏の特別の御許可と御厚【428】意によるところが大であり、ここに改めて御礼申し上げたい。特に第二部「東京風俗十/題」の能楽につづく九項目につき、『国民演劇』に連載していことをご教示いただいた/ことは、本書第二部を編む端緒となったものである点を記し ておこう。
 
  平成十三年九月


 すなわち、1頁(頁付なし)扉、3頁(頁付なし)は「目次」の扉で、4〜5頁(頁付なし)「I 風俗 江戸物語」、6〜8頁(頁付なし)5行めまでが「II 風俗 明治東京物語」で、6頁2行めにやや小さく「凡例」、3行め「東京風俗十題」で4行めから7頁3行めまで10題、1行分空けて「明治東京雑題」でこちらも10題だが、これは『風俗明治東京物語』編集に際してこの題で纏められたものである。1行分空けて8頁6〜7行めにやや小さく「註   三七八/解説  四〇六」漢数字は半角。
 9頁(頁付なし)は「I 風俗 江戸物語」の扉、10頁(頁付なし)「凡例」、11頁(頁付なし)は1項め「江戸の春」の扉で、12頁から頁付がある。以下16項目、206頁まで。
 ここでこの第一部のもとになった文庫本を見て置こう。
河出文庫『風俗 江戸物語』今井金吾 校註・昭和六十一年八月二十五日初版印刷・昭和六十一年九月四日初版発行・定価420円・204頁

風俗江戸物語 (河出文庫)

風俗江戸物語 (河出文庫)

・一九八六年 九 月 四 日 初版発行・一九九三年一一月二二日 九版発行*1
 1頁(頁付なし)扉、3頁(頁付なし)は「目次」の扉で5頁まで、7頁(頁付なし)は「風俗 江戸物語」の扉、8頁(頁付なし)「凡例」、9頁(頁付なし)は1項め「江戸の春」の扉で、10頁から頁付がある。以下16項目、180頁まで。181〜192頁〔註〕、193〜204頁、今井金吾「解  説」で、最後(204頁9行め)に2字下げで「昭和六十一年七月」とある。
 本書に戻って207頁(頁付なし)は「II 風俗 明治東京物語」の扉、208頁(頁付なし)「凡例」、209頁(頁付なし)は「東京風俗十題」の扉で、210〜292頁が本文で頁付がある。293頁(頁付なし)は「明治東京雑題」の扉で、本文は294〜377頁。
 第二部のもとになったのは次の文庫本である。
河出文庫『風俗 明治東京物語今井金吾 校註・昭和六十二年四月二十五日初版印刷・昭和六十二年五月六日初版発行・定価380円・217頁
風俗 明治東京物語 (河出文庫)

風俗 明治東京物語 (河出文庫)

 1頁(頁付なし)扉、、3頁(頁付なし)は「目次」の扉で5頁まで、7頁(頁付なし)は「風俗 明治東京物語」の扉、8頁(頁付なし)「凡例」、9頁(頁付なし)は「東京風俗十題」の扉で、10頁から頁付があり98頁まで。99頁(頁付なし)は「明治東京雑題」の扉で、本文は100〜191頁。192〜207頁〔註〕、208〜216頁、今井金吾「解  説」で、最後(216頁18行め)に2字下げで「昭和六十二年三月」とある。(以下続稿)

*1:9月25日追加。