・新潮文庫1953(1)
- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1970/12/29
- メディア: 文庫
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・昭和六十三年二月十日二十九刷 定価560円
②平成十六年六月二十日三十九刷改版(699頁)
・平成十七年二月十日四十刷 定価857円
・平成十八年十二月二十五日四十二刷 定価857円
・平成二十二年五月十五日四十七刷 定価857円
・平成二十三年六月五日四十八刷 定価857円*1
家人がまた急に、松本清張を読みたくなったと言って借りて来た。私は読んでいない。
以前少々、この事件に関する文章を読んだことがある。
それと云うのも、2011年10月5日付「『現代の民話・おばけシリーズ』(07)」に取り上げた現代の民話・おばけシリーズ 5『ま夜中に鳴るピアノ』101〜107頁、さかもとせつこ「もうひとりのスチュワーデス」を読んで、被害者の幽霊が出たと云う話の存在を知ったからである。
そこで例えば、2017年12月23日付「松本清張『黒い手帖』(3)」に細目を示した、中公文庫『黒い手帖』改版186〜214頁「スチュワーデス殺し事件」を読んだのであるが、家人はどうも実際の事件の方には興味がないらしく、同じ時期に私が借りていた『黒い手帖』を読まなかったようだ。
ビートたけし主演の平成26年(2014)1月19日放映の『松本清張 黒い福音〜国際線スチュワーデス殺人事件〜』も見たが、DVDにはなっていないようだ。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2009/09/09
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ところで、怪異談「もうひとりのスチュワーデス」は、末尾に(スチュワーデスMさんの体験談による)とあって、このシリーズの他の話と同様、さかもと氏がMさんに直接取材したかのように読めるのだが、実はそうではなくて、かなり安易な取材によって書かれたらしいのである。――従って、その系統を整理した上で記述すべく、大体の見当は付いているのだけれども、なかなか調べに行く機会がなく長らくそのままになってしまった。もうそろそろ検討を加えて見ようかと思う。(以下続稿)
*1:2月15日追加。