瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(106)松本清張②

 松本清張の文庫本は2022年9月7日付(042)に纏めてある。松本氏の著書の多さに比べるとそれ程の数でもない。昨日、いよいよ単行本を整理する段になって、目に付くところにあったものを段ボールに収めた。まだ見落としがあるかも知れない。その追加を見越して、冊数は書かずに置こう。
・『清張通史』講談社・四六判上製本
 標題は奥付に拠る。
邪馬台国――清張通史①』昭和五一年一一月三〇日第一刷発行 昭和五一年一二月二〇日第二刷発行・定価=八五〇円・285頁

『空白の世紀――清張通史②』昭和五二年七月三〇日第一刷発行 昭和五五年三月二〇日第四刷発行・定価――八五〇円・294頁『カミと青銅の迷路――清張通史③』昭和五三年一月二〇日第一刷発行 昭和五六年二月二〇日第四刷発行・定価――八五〇円・283頁天皇と豪族――清張通史④』昭和五三年九月四日第一刷発行 昭和五六年二月二〇日第三刷発行・定価――八五〇円・293頁壬申の乱――清張通史⑤』昭和五四年五月三〇日第一刷発行・定価――八五〇円・262頁+索引(3頁) 各冊ともカバーと帯を存している。よく読んだらしくカバーは薄汚れている。家人に聞くと祖母は松本氏の古代史の本が好きで、奨められて読んだのだが小説に比べて説得力を感じなかった(もちろん祖母にはそんな感想は述べない)とのこと。
 ところで、この5冊は仏間の硝子棚に並べてあったのだが、昨日見た『この国のかたち』全6冊の最終巻が見当らなかったのと同様、本シリーズも最終巻が同じ場所には見当らなかった。
・『形影 菊池寛佐佐木茂索一九八二年十月三十日 第一刷・定 価 九八〇円・文藝春秋・195頁・四六判上製本 これは寝間の本棚にあった。ビニールカバーが収縮したため、カバーと帯が若干撓んでいる。
 客間のクローゼットの右側の3段めには次の本があった。なおこれまで2段めだと思い込んでいたのだが、左側の2段めと右側の3段めが同じ高さのために、うっかり釣られて2段めとしていたのである。昨日気付いて、過去の記事を訂正して置いた。
・『[清張|古代史をゆく] ペルセポリスから飛鳥へ』昭和54年5月1日 第1刷発行・定価―――1300円・日本放送出版協会・235頁・A5判上製本
※ 月報風の小B6判(17.0×23.0cm二つ折×2枚)「清張 古代史をゆく/ペルセポリスから/飛鳥へ」8頁挟まる。
・『昭和史発掘』文藝春秋・四六判上製本函入
『7』昭和四十三年 十 月 一 日 第 一 刷・昭和四十九年十二月三十日 第二十二刷・750円・298頁
※ 函に帯。
『8』昭和四十四年三月 十 日 第 一 刷・昭和四十八年十月三十日 第十六刷・定価 六五〇円・369頁
※ 函に帯、パラフィン紙。
『13』昭和四十七年十月 一 日 第一刷・昭和四十八年十月三十日 第五刷・定価 六五〇円・259+74頁※ 函に帯、パラフィン紙。帯は書影と異なる。
 祖母の父が1箇所だけ登場する。しかし松本氏は何故ここに名前が持ち出されているのか、理解していなかったようだ。と云って、祖母の伝える事情が本当に正しいのかどうか、分らないけれども。詳細は別に記事にしよう。(以下続稿)