・『山怪』の関連本(2)
昨日の続き。
・東雅夫 編『文豪山怪奇譚 山の怪談名作選』二〇一六年二月二日初版第一刷発行・定価900円・山と溪谷社・203頁・四六判並製本
- 作者: 東雅夫
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2016/01/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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二〇一六年の二月に上梓した『文豪山怪奇譚』が、幸いにも好評の由*1で、このほど続篇と/なる本書を編纂刊行するはこびとなった。
とあり、4〜7行め、
ただし、続篇といってもコンセプトは大きく異なる。
前著は近現代の文豪たち十二名が手がけた、山にまつわる幻想と怪奇の小説と散文詩を精/選収録したアンソロジーだったが、今回は実話――俗に実話怪談とか実録怪談などと称され/る分野の作品のみに的を絞ったセレクションとなっているのだ。
と、コンセプトの違いを説明する。
収録作品については後で纏めて検討することにするが、『山怪実話大全』については、その「編者解説」の末尾(二三五頁12〜14行め)に、
なお、山と溪谷社の〈黒い本〉シリーズ中にも、秀逸な山の怪談実話を収めた本は多いが、/今回は収録対象から外したことを付言しておきたい。つい先ごろ河出書房新社から復刊され/た『山の怪奇・百物語』についても同断である。
とある。
これは懐かしい書名が出た。
・シリーズ 山と民俗6『山の怪奇・百物語』一九八九年五月二十五日発行・定価二、〇〇〇円・エンタプライズ・243頁・四六判上製本
- 作者: 山村民俗の会
- 出版社/メーカー: エンタプライズ
- 発売日: 1989/05
- メディア: 単行本
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・山村民俗の会 編『山の怪奇 百物語』二〇一七年 五 月二〇日 初版印刷・二〇一七年 五 月三〇日 初版発行・定価1200円・河出書房新社・215頁・四六判並製本
- 作者: 山村民俗の会
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/05/23
- メディア: 単行本
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・岡本綺堂 他『山の怪談』二〇一七年 八 月二〇日 初版印刷・二〇一七年 八 月三〇日 初版発行・定価1200円・河出書房新社・190頁・四六判並製本・山の怪と民俗研究会 編『山の怪異譚』二〇一七年一一月二〇日 初版印刷・二〇一七年一一月三〇日 初版発行・定価1200円・河出書房新社・188頁・四六判並製本
- 作者: 山の怪と民俗研究会
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/11/28
- メディア: 単行本
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*1:ルビ「よし」。