瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

今野圓輔『怪談』(7)

 昨日の続きで、現代教養文庫版を基準に、中公文庫版と対照させつつ、2章め「Ⅱ 幽霊の歴史性」の細目を見て行くこととする。要領は昨日に同じ。
「一、夏芝居・盆興行と幽霊」32〜40頁11行め
   →「Ⅱ―1 夏芝居・盆興行と幽霊」32〜40頁
  「盛況の幽霊ばなし」32頁2行め〜34頁9行め → 32頁2行め〜34頁14行め
  「お盆と幽霊の因縁」34頁10行め〜38頁5行め → 35〜37頁16行め
   《写真》35頁左上「身の毛のよだつ? 牡丹燈籠(東映作品)」→ なし
   《写真》36頁上「怪談ばなしの専売・貞山師匠 (読売グラフ所載)*1→ なし
  「ある学者の意見」38頁6行め〜40頁11行め → 38〜40頁12行め
「二、幽霊あ・ら・か・る・と」40頁12行め〜54頁
   →「Ⅱ―2 幽霊あ・ら・か・る・と」41〜56頁8行め
  「足のある幽霊・ない幽霊」40頁13行め〜44頁13行め → 41頁2行め〜44頁16行め
   《図版》42頁中「幽 霊 の 変 遷 (1)/ほとんど生前の姿で書かれた道真の幽霊(伝藤原信実筆)
        → 42頁右上「幽霊の変遷(1) ほとんど生前の姿で書か/れた道真の幽霊(伝藤原信実筆)」
   《図版》43頁中「幽 霊 の 変 遷 (2)/生前の姿に三角布と白衣をつけ死装束で出るようになった。
        → 43頁左上「幽霊の変遷(2) 生前の姿に三角布と/白衣をつけ死装束で出るようになった。」
  「新旧文化の併存」44頁14行め〜47頁8行め → 45〜47頁17行め
  「都会の幽霊(1)」47頁9行め〜49頁11行め →「都会の幽霊(1)」48〜50頁6行め
  「都会の幽霊(2)」49頁12行め〜51頁4行め →「都会の幽霊(2)」50頁7行め〜52頁4行め
  「田舎の幽霊(1)」51頁5行め*2〜53頁6行め →「田舎の幽霊(1)」52頁5行め〜54頁10行め
  「田舎の幽霊(2)」53頁7行め〜54頁17行め →「田舎の幽霊(2)」54頁11行め〜56頁8行め
「三 幽 霊 の 実 態*3」55〜63頁
   →「Ⅱ―3 幽霊の実態」56頁9行め〜66頁8行め
  「火の玉と魂のぬけた人間」55頁14行め〜57頁14行め → 57頁8行め〜59頁10行め
  「人魂の色・形・種類」57頁15行め〜61頁9行め → 59頁11行め〜63頁14行め
   《写真》58頁右上「人魂(和漢三才図絵)」→ 60頁右「人魂(和漢三才図絵)
  「幽霊の現われかた」61頁10行め〜63頁16行め → 63頁15行め〜66頁8行め
「四、二〇世紀の謎/――心 霊 現 象――*4」64〜72頁
   →「Ⅱ―4 二〇世紀の謎――心霊現象」66頁9行め〜74頁
  「心霊術の実験」64頁3行め〜67頁16行め → 66頁10行め〜70頁1行め
   《写真》66頁右上「「消えかかっている出現霊」の唯一の写真」
        → 224頁「【写真2・見破られた心霊の正体】
  「現代の幽霊現象」67頁17行め〜71頁5行め → 70頁2行め〜72頁12行め
   《写真》69頁「「見破られた心霊の正体」」
        → 225頁「【写真2・見破られた心霊の正体】
  「近代科学との対決」71頁6行め〜72頁18行め → 72頁13行め〜74頁14行め
 中公文庫版に掲載されている図版は、5月19日付(2)に引いた小池壮彦「解説」に見たように、差し替えられたものであるが、224〜225頁「【写真2・見破られた心霊の正体】」は原本に当たって、原本の記事を示して、その中からどのように写真を選択・改変したのか、について述べている。詳細は長くなるので細目の確認が一通り済んでから確認することとしよう。(以下続稿)

*1:このキャプションの下に中央揃えでやや大きな括弧に2行で「シャク台の中に装置したライトを自由に/点滅させて,話はいっそうすごみが出る」とある。

*2:前項の末尾(51頁4行め)との間に1行空白なく詰まる。

*3:目次は「三、幽霊の実態」。

*4:目次では副題はやや小さく「――心霊現象について」。