瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

白馬岳の雪女(22)

黒部市吉田科学館「黒部奥山の昔ばなし」
 信州(長野県)では北安曇郡白馬村が「「雪女」の里」を称しているのであるが、越中富山県)の方でも8月9日付(13)に引いた『富山の伝説』にあるように「黒部で有名な話」と云う扱いなのである。
・「広報くろべ」No.57(2010年12月1日発行・黒部市役所企画政策課・20頁)17~16頁横組み見開き、「広報くろべ」No.58(2011年1月1日発行・黒部市役所企画政策課・16頁)13~12頁横組み見開き、「広報くろべ」No.59(2011年2月1日発行・黒部市役所企画政策課・20頁)17~16頁横組み見開きの「学習の広場」欄の右頁(16頁もしくは12頁)左上に、

吉田科学館 吉田574-1 ☎57−0610
冬のプラネタリウム「黒部奥山の昔ばなし」
 地元に伝わる民話などを題材に制作す/るオリジナル番組|*1シリーズが登場! 今/回は黒部川の上流、黒部奥山の険し|い山/や深い谷に伝わる昔話がテーマです。*2あ/る吹雪の夜に|猟師の家を訪れた美し\い女/の正体とは? 十六人谷の夫婦|柳を\切っ/てしまった木こりたちの悲しい結末\…。/黒部奥山|に語り継がれる2つの昔話\をご/紹介します。また、番組の|中では古くから日本に伝わる星\の/呼び名や、冬の代表的な|星座も解説します。(約45分)*3
投映期間/12月4日㈯~平成23年2月20日*4
投映時間/平日10:00・13:30
      土・日・祝日 10:00・13:00・14:30

とある。「美しい女の正体は?」もちろん「雪女」だろう。そして「十六人谷」の2本立てである。
 しかしこの「十六人谷」が「雪女」と組み合わせた辺見版「十六人谷」であったら、少々くどすぎる。辺見じゅんが改作する前の、青木純二『山の傳説 日本アルプス』に載る、柳の木を伐った木樵たちが目撃者1人を残して皆殺しにされる、と云うまでの話であったのではないか。「雪女」に続いて辺見版「十六人谷」を流したら、流石に同じような話が続くなぁと云う感想になりそうだ。

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 黒部市吉田科学館は昭和61年(1986)開館だから、私が越中の友人の家に出掛けた行き帰りに北陸本線(現・あいの風とやま鉄道)の車窓から、私は海側に座ることにしていたから、目にしているはずである。当時のノートにプラネタリウムの屋根を目撃したとの記述があるであろうか。(以下続稿)

*1:No.57とNo.59は紹介文の初め8行の字数が少ないのは左側に(No.57は9字半分、No.59は10字分取って)2つの話を混ぜたカラーのイラストがあるため。以下No.58の改行位置を「|」で示した。

*2:No.59はここで段落を改める。以下改行位置を「\」で示した。

*3:No.58とNo.59は「(約50分)」。

*4:No.58とNo.59は「2月20日㈰まで」。