瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

西澤裕子『風の盆』(3)

銀河テレビ小説「風の盆」(1)放送時間と台本
 とにかく「NHKアーカイブス」の風の盆」のページについては今後、情報が追加・訂正されるのを待つことしか出来ないが、放送期間中の「NHKクロニクル」を検索することで、ある程度の情報を得ることが出来る。
 すなわち「銀河テレビ小説」は毎週月曜から金曜の21時40分から22時まで、再放送は翌日(金曜の分は月曜)の13時5分から25分までと云うことになっているのだが、「風の盆 ―銀河テレビ小説―(20回シリーズ) 」は関してはやや変則的になっていて、何度か前の回が再放送される前に次の回が放送されていて、本放送を見逃して翌日の昼に再放送で追い付こうとしたら、1つ前の回をもう1度見ることになったなんてこともあったかも知れない。そこで1回ずつ放送日時を列挙して置こう。放送年の昭和56年(1981)と番組関係者として挙がるうちの最後の3名「渡辺美佐子 語り手・西澤裕子 作・三枝成章 音楽」は省略した(13回のみ「渡辺美佐子 語り手」が見えない)。正規の時間に放送されなかった原因となった番組を※で註記して置いた。
(1)3月2日(月)21:40~22:00
 (再)3月3日(火)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(2)3月3日(火)21:40~22:00
 (再)3月4日(水)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(3)3月4日(水)21:40~22:00
 (再)3月5日(木)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(4)3月5日(木)21:40~22:00
 (再)3月6日(金)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(5)3月6日(金)21:40~22:00
 (再)3月10日(火)14:05〜25
※「国会中継参議院予算委員会総括質問」~参議院第1委員会室から中継~」3月9日(月)13:00〜17:00
※「国会中継参議院予算委員会総括質問」~参議院第1委員会室から中継~」3月10日(火)13:00~14:03
  梶 芽衣子・岡本富士太
(6)3月9日(月)21:40~22:00
 (再)3月10日(火)14:25〜45
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(7)3月10日(火)21:40~22:00
 (再)3月11日(水)14:00〜20
※「国会中継参議院予算委員会総括質問」~参議院第1委員会室から中継~」3月11日(水)13:00~53
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(8)3月11日(水)21:40~22:00
 (再)3月12日(木)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(9)3月12日(木)21:40~22:00
 (再)3月13日(金)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(10)3月13日(金)21:55~22:15
※「ニュースセンター9時」3月13日(金)21:00~55
 (再)3月17日(火)13:05~25
※「国会中継参議院予算委員会総括質問」~参議院第1委員会室から中継~」3月16日(月)13:00~16:18
  梶 芽衣子・岡本富士太
(11)3月16日(月)21:40~22:00
 (再)3月18日(水)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(12)3月17日(火)21:40~22:00
 (再)3月19日(木)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(13)3月18日(水)21:40~22:00
 (再)3月20日(金)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(14)3月19日(木)21:40~22:00
 (再)3月21日(土)13:50〜14:10
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(15)3月20日(金)21:40~22:00
 (再)3月23日(月)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(16)3月23日(月)21:40~22:00
 (再)3月24日(火)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・北城真記子
(17)3月24日(火)21:40~22:00
 (再)3月25日(水)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(18)3月25日(水)21:40~22:00
 (再)3月26日(木)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(19)3月26日(木)21:40~22:00
 (再)3月27日(金)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
(20)<最終回>3月27日(金)21:40~22:00
 (再)3月30日(月)13:05~25
  梶 芽衣子・岡本富士太・大門 正明
 出演者の名が3人ずつしか挙がっていないので、原作小説のどこに当たるのか、推測するのが難しい。小説と同じ順序とは限らない訳だし。
 ところで、これまで越中関係の資料検索で大いに参考になった富山県立図書館HP「富山郷土資料情報データベース」にて検索するに「中日新聞」3月2日(月)朝刊16頁「NHK銀河テレビ小説「風の盆」今夜から全国放送」と、「北日本新聞」3月24日(火)夕刊1頁「NHKドラマ「風の盆」にあやかりたい 八尾」がヒットするのだが、それ以上に驚いたのは普通の蔵書検索でヒットした『風の盆 1〜4回』4冊合冊、以下同様に4冊合冊で『風の盆 5〜8回』『風の盆 9〜12回』『風の盆 13〜16回』『風の盆 17〜最終回』の合計5点20冊分のシナリオが所蔵されていることである。著者名として「西沢裕子/作」だけでなく「安部睦朗/制作」、出版社項には「NHK名古屋放送局」とあり、出版年月は「1980?」としてあるが前年にロケ撮影をしたであろうから妥当なところであろう。大きさは25cmだからB5判。――もちろん番組公開ライブラリーで全編視聴出来れば一番良いのだけれども未公開だから、今は次善の策としてこのシナリオを見るのが銀河テレビ小説の内容を知る現在では最良の方法になるのだけれども、なかなか出掛けられそうにない。富山の文系学部の大学生で卒業論文として取り上げて成果を公開してくれないものだろうか。ちょっと虫の良い願望だが。(以下続稿)