瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

浅間山の昭和22年噴火(27)

 昭和22年(1947)8月14日の浅間山の噴火については、その後、火山館の主人の証言を記録した本を見たりしたのだが、そのままになっていた。
 先日、花粉症の薬を止めてみたら症状が出て、また服薬を再開している。で、どうも昨日の続きを遂行する自信がないので、たまたま見掛けた新聞記事を取り上げて今日は済ませて置く。
 Tarama Taruhei2017年8月15日11:32 の Tweet に「※8/15/1947,Chicago Tribune」として、次の記事の複写を載せている。

JAPANESE VOLCANO NEAR TOKYO ERUPTS; 4 BELIEVED KILLED
KARUIZAWA, Japan, Aug. 14(■)/―Mount Asma, 90 miles northwest /of Tokyo, erupted suddenly today, /probably killing four of a party of /20 Japanese mountain climbers near /the summit.
The 8,315 foot Volcano sent clouds /of smoke and ash thousands of feel /into the air in six separate erup-/tions within four hours. There was /no lava.
Japanese rescuers brought 16 /climbers to safety, but one was not /expected to live. They said four /others were missing and they were /certain that two nearest the eraler /had perished. Among spectators /were Mrs. Douglas MacArthur and /Li. Gen. Robert L. Eichelberger and /his wife.


 読めないところは■にした。他にも読み間違いがあるかも知れない。
 意味は、大体分かるけれども、DeepL翻訳に掛けてみた。

東京近郊の火山が噴火、4人が死亡したとみられる。
 日本、軽井沢、8月14日(■)-東京の北西90mにあるアスマ山が今日、突然噴火し、山頂付近にいた20人の登山者のうち4人が死亡したとみられる。
 標高8,315メートルの火山は、4時間以内に6回の噴火を起こし、煙と灰を数千メートル上空に飛ばした。溶岩はなかった。
 日本の救助隊は16人の登山者を安全に運んだが、1人は助からないと予想された。他の4人は行方不明で、最も近い2人が死亡したのは確実という。見物人の中には、ダグラス・マッカーサー夫人とロバート・L・アイケルバーガー元帥とその妻もいた。


Google 翻訳では次の通り。

東京の噴火口の近くの日本の火山; 4信じられた殺された
 軽井沢、日本、8月。 14(■)―東京の北西90マイルにあるアスマ山が今日突然噴火し、山頂近くで日本人登山家20人のパーティーのうち4人が死亡したと思われる。
 8,315フィートの火山は、4時間以内に6回の別々の噴火で、煙と灰の雲を空中に送りました。 溶岩はありませんでした。
 日本の救助隊は16人の登山者を無事に連れて行ったが、1人は生きることが期待されていなかった。 彼らは、他の4人が行方不明であり、最も近い2人が死んだことを確信していると述べた。 観客の中には、ダグラス・マッカーサー夫人とリーがいました。 ロバート・L・アイケルバーガー将軍とその妻。


 記事を紹介した Tarama 氏に感謝します。
 さて、実際には10人死亡、山頂附近にいた登山者はほぼ全滅したと思われる。救助隊と云うより捜索隊と云うべきで、生存者の発見はなかったはずである。no lava は溶岩流の噴出がなかった、と云うことであろう。
 Douglas MacArthur(1880.1.26~1964.4.5)の後妻(1937.4.30~1964.4.5)Jean MacArthur(1898.12.28~2000.1.22)と Robert Lawrence Eichelberger(1886.3.9~1961.9.25)夫妻は軽井沢に避暑で滞在していたものか。当時日本が占領下で、かつ連合国軍最高司令官(1945.8.15~1951.4.11)夫人と第8軍司令官(1944.1.1~1948.8.4)夫妻が目撃していたことが、このような報道を為さしめたものであろう。(以下続稿)