瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

米光秀雄・滝沢博・浅井徳正『多摩』(5)

・郷土叢書2『続多摩』(4)
 重刷の奥付裏は横線(8.5cm)3本で上下2段(各 6.0cm)に仕切る。上下の横線は太く真ん中は細い。3本めの横線の下、右寄せで「武蔵書房郷土叢書  」とあるのは初刷に同じ。上段はまづ「郷土叢書3/ 多 摩 を 掘 る」とあって次に下詰めで「塩野半十郎」、続く

 半世紀にわたる考古学への道、花づくり、/土地改良など多摩に生きた「土の巨人」の全/貌をつづる感動の記録
           B6版・価七五〇円

との紹介文は、7月1日(1)に見た『多摩』四刷のカバー裏表紙折返しにあった『多摩を掘る』紹介文を縮約したもの。3行分弱空けて「郷土叢書4/ 多摩ふるさとの唄」次に下詰めで「原田重久」とあり、

 語りつがれた多摩のうたの数々。詩情豊か/な解説を加えて多摩に生きた人びとの生活を/浮彫りにする    B6版・価九八〇円

との紹介文。下段は「郷土叢書5/ 多 摩 石 仏 散 歩」次に下詰めで「多摩石仏の会編」とあり紹介文は上段に比して行間を詰めて、

 多摩は石仏の宝庫である。街なかに、山あ/いに、石仏たちを訪ね、その周辺にのこされ/た民俗と歴史を散策する好評発売中
           B6版・価八五〇円

とある。以上3点とも未見だが『5』の書影を貼付して置く。

 なお、著者3名のうち〔著者略歴〕に拠ると滝沢氏が、その紹介文の2~3行め「多摩石仏の会々/員.」であった。なお、3人とも「青梅市文化財保護委員・多摩郷土研究会理事.」である。
 ここ(右から 3.4cm)で縦線(5.6cm)で仕切って「郷土文化叢書1/ 塩 舟 観 音 寺」標題の下、下詰めで「武蔵書房編」紹介文はなく下詰めで「B6版・価三〇〇円」再度縦線仕切って(この間 1.8cm)左側(3.3cm)には、「八王子市谷野遺跡調査団編/  鞍  骨  山  遺  跡」1行弱空けて「八王子市中田遺跡調査団編/  八 王 子 市 中 田 遺 跡」王と子の間の左からごく小さく「■報告書は直接小社に御注文下さい。/ 呈内容見本」とある。
 奥付の異同は7月3日付(3)にメモしたが、今回見直して見ると米光氏の住所が初刷では「 現住所 青梅市二俣尾1.178」となっていたのが重刷では「 現住所 青梅市二俣尾4の1.178」となっている。『多摩』三刷・四刷は初刷に同じだが、重刷よりも後に出ている『多摩』五刷はどうなっていたか、数日前にちょうど返却したところで、――昨日の前置きにも書いたが、なかなか遺漏なく見ると云う訳には行かないものである。今度その市の図書館に行く際にまた借りて、ここに追記して置くこととしよう。電話番号は『多摩』三刷・四刷は「TEL 0425 (51)5542」で番号は初刷に同じ。これも『多摩』五刷がどうなっているか、後日追記することとする。
 『多摩』三刷・四刷の奥付との異同をもう少し拾って置くと、『多摩』では〔著 者 略 歴〕となっていたのが『続多摩』は〔著者略歴〕と詰まっており、米光氏の紹介の1行めの最後のピリオド「.」を『多摩』はぶら下げているのを『続多摩』は半角にして追い込んでいる。なお7月1日(1)にメモした滝沢氏と浅井氏の紹介文の『多摩』五刷に於ける変更は『続多摩』も同じにしている。
 もちろん、全て所持するか複写でも取って置けば良いのだけれども、当座入用なだけだから、やはり借りて済ませようと思ってしまうのである。(以下続稿)
7月18日追記】『多摩』五刷の米光氏の「 現住所 青梅市二俣尾1.178」、版元の「TEL 0425(54)5542」は『続多摩』重刷に同じ。