昨日取り上げた勝海舟に関する子母沢寛の小説だが、祖母は勝海舟が好きで家人は「勝海舟はお祖母ちゃまのアイドル」と言うのだが、その思入れの程を聞く機会を得なかったのは残念である。2014年5月21日付「勝海舟の談話(1)」に取り上げた角川文庫2885『氷川清話』五版は祖母の書棚にあったものだが、他にも勝海舟に関連する本があれば昨日の記事に追加して行きたい。
司馬遼太郎の本も、1揃いだけ紙袋に入っているものがあった。少ない冊数で幅の広い袋に長い間入れてあったものだから、カバーなどは綺麗なのだけれども前半の巻が撓ってしまっている。
・文春文庫『坂の上の雲』文藝春秋
し 1 28(一)1978年1月25日 第1刷・1997年11月25日 第43刷・定価467円・342頁
私は司馬氏の小説は長いので遠ざけていて、父の書棚にあった『翔ぶが如く』しか読んだことがない。それも一度に読んだのではなくて、暇な折に何となく手にして、順序なども関係なしに読んだのだった。元が新聞小説なので拾い読みしても余り困らないのであった。本作については、NHKでやっていたTVドラマで、何となく分かったような気分になっているだけである。今回手にして、面白そうだと思ったけれどもやはり読まないで置く。他の本の下にして、売りに行くまでに撓りを直して置くこととしよう。
関連本、日露戦争に関する本などもあれば、ここに追加して行くこととする。
祖母の家には『街道をゆく』があちこちに分散して置いてあった。他にも現在公開中の映画の原作『峠』などを目にした。今度祖母宅に行った折に持ち帰って整理しようと思う。(以下続稿)
【2023年7月15日追記】仏間の硝子棚の中にあった、NHKのTVドラマ化に便乗した1冊をここに追加して置こう。
・「特別企画『坂の上の雲』と司馬遼太郎」文藝春秋(平成二十一年十二月臨時増刊号)平成二十一年十二月一日 発行・定価九五二円・246頁 86~87頁に「講談社文庫」の栞、白地に灰色で印刷「ひねくれおとこがおりまして ‥‥」の「講談社文庫「マザー・グース 1」より」挟まる。