男性の時代小説家で、祖母が少数しか買わなかったらしい人の分を纏めて置こう。【作家名】に、草稿作成日を添えることにした。排列は作成順。
人数が多いので、今回は平成以降にデビューした作家に限った。尤も私は斯界に昏く、今、細かく調べる間もないので、時代小説を殆ど書いていない人の作品やら、平成に入ってから時代小説を手掛けた人の扱いなど、厳密に考えた上で振り分けた訳ではない。いづれ全体を見通せるようになったら作家別50音順一覧と、発行日順の一覧を作成しようとは思っているけれども。
【早見俊】2022年8月3日
・二見時代小説文庫『居眠り同心 影御用』二見書房
は1-6『居眠り同心 影御用 源之助 人助け帖』２０１０年４月２５日 初版発行・２０１０年８月２５日 ３版発行・定価648円・310頁
・コスミック･時代文庫『公家さま同心 飛鳥業平』２０１１年１月２５日 初版発行・２０１２年５月１７日 ３版発行・定価６４８円・319頁※ 帯あり「大人気!／重版」とある。裏表紙側に「最新刊」として聖龍人『真之介恩情剣 はぐれ隠密始末帖』新装版と山手樹一郎『浪人市場（二）』の2点、2011年10月刊行なのでこの帯は2011年10月の「２版発行」に際してのものだろう。なお続く「好評既刊」5点のうち1点めがシリーズ第三弾の『公家さま同心 飛鳥業平 どら息子の涙』で2011年9月刊行。
【門田泰明】2022年8月3日
・光文社時代小説文庫か 1-105『大江戸剣花帳 (上) ひぐらし武士道』2012年11月20日 初版１刷発行・定価629円・374頁・光文社時代小説文庫か 1-106『大江戸剣花帳 (下) ひぐらし武士道』2012年11月20日 初版１刷発行・定価571円・305頁 この2冊は当初徳間文庫から刊行された。 そして近年、また徳間文庫から新装版が刊行されている。【上田秀人】2022年8月3日
・徳間文庫『お髷番承り候』
う 9-28 五『寵臣の真』２０１２年10月15日 初刷・定価629円・346頁う 9-29 六『鳴動の徴』２０１３年４月15日 初刷・定価629円・349頁【藤井邦夫】2022年8月7日*1
・文春文庫『養生所見廻り同心 神代新吾事件覚』文藝春秋
ふ 30 4『淡路坂』2011年８月10日 第１刷・定価657円・325頁・双葉文庫『知らぬが半兵衛手控帖』双葉社
ふ 16-20『夢芝居』2013年5月19日 第1刷発行・定価619円・331頁※ 帯あり「人気書き下ろしシリーズ､対に最終刊!」、背表紙側「双葉文庫新刊」、裏表紙側「知らぬが半兵衛手控帖シリーズ好評既刊」として20点、本書が最後に「⑳夢芝居」と見える（番号は橙色の●にゴシック体白抜き）。
【喜安幸夫】2022年8月7日
・廣済堂文庫1411／き-6-19『木戸の口封じ 大江戸番太郎事件帳[十八]』2010年12月1日 第1版第1刷・定価600円・廣済堂あかつき株式会社／出版事業部*2・290頁【庄司圭太】2022年8月17日
・集英社文庫『観相師南龍覚え書き』
し-30-1『沈丁花』1998年12月20日 第１刷・定価495円・244頁し-30-1『沈丁花』1998年12月20日 第１刷・定価495円・244頁*3
※ 帯あり「今月の新刊」書影に同じ
し-30-2『天女の橋』1999年３月25日 第１刷・定価514円・270頁※ 帯あり「今月の新刊」書影に同じ。
し-30-4『夜叉の面』1999年12月20日 第１刷・定価514円・298頁*4
※ 帯あり「今月の新刊」書影に同じ。
・集英社文庫『花奉行幻之介始末』
し-30-7『謀殺の矢』2001年４月250日 第１刷・定価533円・307頁※ 帯あり「今月の新刊」
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少数しか買っていない作家については、今後、ここに追加して行くこととしよう。次回は昭和までにデビューした時代小説家について。昨日杉浦日向子の本を添えたように、エッセイなどの類も便宜上含めて置く。もちろん、まだ未着手の山本周五郎など冊数の多い作家は別に纏めるつもりである。（以下続稿）
