昨日一昨日と光文社文庫/光文社時代小説文庫の『夏目影二郎始末旅』と『吉原裏同心』を眺めていて、昨日一通り確認した『夏目影二郎始末旅』シリーズのカバー裏表紙折返し、『五家狩り』は6点中5点が「狩りシリーズ」で6点めが「●流 離 吉原裏同心」、『破牢狩り』は7点め「●足 抜 吉原裏同心㈡」が追加されているが「足 抜 」の下に明朝体で小さく「『逃亡』改題」と添えている(二重鉤括弧半角)。『八州狩り』は1~2点め「●流 離 吉原裏同心/●足 抜 吉原裏同心㈡」、『代官狩り』は8~10行め「●流 離 吉原裏同心/●足 抜 吉原裏同心㈡/●見 番 吉原裏同心㈢〈文庫書下ろし〉」で「流 離 」の下にやや横長のゴシック体で小さく「『逃亡』改題」と添えている(二重鉤括弧半角)。以後、全て『流離』の下に「『逃亡』改題」とある。
これは『逃亡』改題『流離』の方が正しいのであろう。その『逃亡』が、6月21日に、客間のクローゼット左側の床の上に見付けた段ボールに入っていたのである。
・ケイブンシャ文庫 996/さ 08-01『逃 亡 吉原裏同心』2001年10月15日 第刷・定価552円・勁文社・300頁
同じ段ボールにもう1冊入っていたのを、6月24日付(084)を書いたときには見逃していた。
・徳間文庫『古着屋総兵衛影始末』徳間書店
さ 12-5 [3]抹 殺 !(2001年4月15日 初刷・定価590円・396頁)※「徳間文庫 大好評シリーズ第三弾!/最新刊」帯あり
徳間文庫から新装版、さらに新潮文庫版が出ているがこれが初版である。
これまで新潮文庫版『新・古着屋総兵衛』を1冊、2022年7月20日付(003)にメモしたのみだが、祖母は長男との会話で古着屋総兵衛について簡単ではあるが話したことがあったので、もっとあると思っていた。
・幻冬舎文庫『酔いどれ小籐次留書』
このシリーズも2022年7月20日付(003)に第14作(幻冬舎時代小説文庫)のみメモしていた。
さ-11-12『杜若艶姿』平成21年8月10日 初版発行・定価571円・302頁※ カバー裏表紙の紹介文の最後に「人気シリーズ、怒濤の第十二弾!」とある。
さ-11-13『野分一過』平成22年2月10日 初版発行・定価571円・309頁※「佐伯泰英フェア/最新刊」帯あり
※ カバー裏表紙の紹介文の最後に「大人気シリーズ、第十三弾!」とある。
以上2点は「幻冬舎文庫」で、カバー背表紙は著者名のところだけ紺色地で、その上下は水色地だったが、以下は水色地のところが灰色地になっている。
・幻冬舎時代小説文庫『酔いどれ小籐次留書』
さ-11-16『新春歌会』平成23年2月10日 初版発行・定価600円・342頁※ カバー裏表紙の紹介文の最後に「‥‥第十五弾!」とある。
さ-11-17『旧主再会』平成23年8月5日 初版発行・定価600円・338頁※ カバー裏表紙の紹介文の最後に「感涙必至の第十六弾!」とある。
さ-11-18『祝言日和』平成24年2月10日 初版発行・定価600円・342頁※ カバー裏表紙の紹介文の最後に「大興奮の第十七弾!」とある。
そうすると祖母は本作の第12作から第17作の6冊を持っていたことになるが、第11作までは読まなかったのだろうか。(以下続稿)