瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

祖母の蔵書(090)田辺聖子③

 昨日述べた、6月22日に寝間の押入れ(下段)に祖母のアルバム4冊を見付けた際に、段ボール等に収めず押入れの中(なの)に埃を被って置いてあった本が4冊あった。そのうちの1冊。
・『田辺聖子長篇全集 5』一九八二年四月一日第一刷・定 価 一八〇〇円・文藝春秋・390頁・四六判上製本
※ 函あり、函に帯あり。収録作は「夕ごはんたべた?」。
「月報」は挟まれていなかった。『田辺聖子長篇全集』はもう1冊、やはり寝間に6月20日付(080)に取り上げた第11巻があった。これ以外にも買ったかどうかは不明。しかし2冊とも本棚にきちんと収まっていなかったので、他の本よりも古びている。いや、函があるから本体はそんなに悪くないと思うのだけれども。
 これに対し、余り古くない本で、仏間の硝子棚の中に収まっていて、その上近所のショッピングセンターの3階にあった書店のカバーに包まれていた、祖母の蔵書の中ではかなり綺麗な部類に入る次の2冊だが、やはり田辺聖子の本と云うのは数が出過ぎていて古書価が付かないらしい。原価の何十分の1にしかならなかった。
・『ゆめはるか吉屋信子――秋灯 机の上の幾山河(上)一九九九年九月二十日 第一刷発行・定価2200円・朝日新聞社・582頁・四六判上製本

※ 帯あり
※ 三つ折チラシ「朝日新聞社話題の本1999 Jul.~Sep.」476~477頁に上部を突き出した形で挟む。突き出た部分に染み。
・『ゆめはるか吉屋信子――秋灯 机の上の幾山河(下)一九九九年九月二十日 第一刷発行・定価2200円・朝日新聞社・579頁・四六判上製本※ 帯あり
※ 三つ折チラシ「朝日新聞社話題の本1999 Jul.~Sep.」272~273頁に挟まる。
 次の1冊はかなり前に持ち出したので何処にあったか覚えていない。寝間の本棚だったように思うのだが。
・角川文庫10587/た 5-17 田辺聖子・画長谷川青澄『花はらはら人ちりぢり 私の古典摘み草平成十年一月二十五日 初版発行・定価680円・角川書店・228頁※ 帯あり、書影に同じ。表紙側折返し「角川mini文庫」の広告、裏表紙側折返し「本の旅人」の広告、最下部左寄り「花はらはら人ちりぢり(泉文社)」とあって専用の帯。裏表紙側「角川文庫の最新刊」10点12冊、本書は2点め。
※ 巻四つ折「角川文庫|最新刊」'98.1 挟まる。内側(4面連続)に帯裏表紙側と同じ10点12冊、但し本書は4点め、1点めは宮尾登美子『藏(上・下)』で固定。内側(2面)は「全国東宝系にて1月31日(土)劇場公開」の「リング」「らせん」の広告に瀬名秀明『BRAIN VALLEY』上下の広告を添える。裏表紙側「角川mini文庫」の「最新刊6冊絶賛発売中」上部には「イメージキャラクター 榎本加奈子」の写真。
 今後見付かった本はしばらくここに追加して行くこととしよう。(以下続稿)
2024年3月9日追記】客間のクローゼットの、多分、右側から持ち帰った中に角川文庫が2冊あった。ここに追加して置く。
・角川文庫5162/緑 三一四12『鬼の女房』昭和五十七年五月三十日 初版発行・定価340円・角川書店・282頁 カバー裏表紙にも中央に鬼のカラーのカット。カバー表紙折返しの下半分は「角川映画化!」の「化石の荒野」の広告で「4月17日(土)より全国一斉公開」とある。カバー裏表紙折返しの目録は本書まで12点。
・角川文庫5461/緑 三一四13『魚は水に女は家に』昭和五十八年 六 月 十 日 初版発行・昭和 六十 年十一月三十日 八版発行・定価490円・角川書店・415頁 カバー裏表紙折返しの目録は『鬼の女房』のものに3点追加して15点。