瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

道了堂(122)

・地域批評シリーズ(2)
 10月21日付(121)の続き。
 ①4~32頁「実は多摩圏民は相容れない関係なのだ!?」はカラーで写真を多く使用して6~9頁「土着民」10~13頁「ニュータウン族」14~17頁「学生」18~21頁「犯罪」22~25頁「交通インフラ」26~29頁「周辺との関係」30~32頁「災害」の7つのテーマについて纏めていた。②では15~65頁「第1章 八王子ってどんなトコ?」として写真等を大幅に減らし(もちろん白黒にして)16~23頁【土着民】24~31頁【ニュータウン族】32~40頁【学生】41~49頁【犯罪】50~56頁【交通インフラ】57~65頁【観光】と、2つのテーマを削り1つを新たに立てている。
 ①はこれに続いて33頁(頁付なし)中扉、34~37頁(頁付なし)「CONTENTS」、38頁「八王子市&多摩ニュータウン基礎データ」と続くが、②は8頁「八王子市基礎データ」があって9~14頁に目次、15頁(頁付なし)が第1章の扉になっている。すなわち①で巻頭グラビアだった頁を(カラー頁をなくしたこともあって)第1章に組み入れているのである。
 ところが、①39~51頁に「第1章 八王子市ってどんなトコ?」と云う②の第1章と全く同名の章があるのである。
 それで(最近忙しいせいもあって若干)頭の中がこんがらがったのだが、これは②では69~91頁「第2章 多摩を束ねた八王子の歴史」となっている。
 ①39頁扉にはリード文もあったが②69頁(頁付なし)扉は芸者のイラストが縮小して載せられているのみ。
 ①40~41頁→②70~74頁「八王子の名前が初めて現れた中世」
 ①42~43頁→②75~78頁「江戸期には徳川の直轄領として開発」
 ①44~45頁→②79~83頁「花街として賑わった「絹の道」の宿場町」
 ①46~47頁→②84~87頁「多摩の中心としての地位を築いた近代」
 ①48~49頁→②88~91頁「戦後は周辺町村を吸収して巨大都市へ」
 ①50~51頁「ニュータウンの建設で人を飲み込んだ八王子」は標題から「&多摩ニュータウン」を削った②には引き継がれていない。
 そして章末に①52頁「八王子市コラム①」として「八王子ミステリーツアー」が載るがこれは②92~94頁「八王子市コラム 2」の「八王子ミステリーツアー」である。②は上記のような編集により第1章が既にあって、その末尾、66~68頁に「八王子市コラム 1」の「伝統と革新の八王子まつり」を新たに立てていたので番号がズレたのである。
 この他にも①には見開きを埋めるための囲みコラムが頁の下部、左側もしくは見開きでちょくちょく挿入されているのだが、文庫版の②には必要ないのでこれらは削られてしまったようだ。
 以上初めの2章分を見ただけでも、①B5判と②文庫版の関係は、なかなかに記述するのが厄介なことが分るであろう。(以下続稿)