瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

塩嘗地蔵(041)

 8月9日付(031)にてSEIBIDO MOOK(成美堂出版編集部 編集・成美堂出版)を紹介し、『週末をゆったり楽しむ 鎌倉さんぽ』(2008年3月25日発行・定価1000円・143頁)と『週末を楽しむ 鎌倉散歩 2010年版』(2009年4月1日発行・定価1000円・143頁)を比較したが、その後2011年版も見ることが出来た。
 『週末を楽しむ 鎌倉散歩 2011年版』2010年4月1日発行・定価1000円・144頁。
 2010年版と比較しながら記述してみる。2010年版の表紙には「歴史を感じる/自然と親しむ/20コース」とあったが、2011年版は「四季の花々、歴史ある名刹をたどる/26コース」とある。また「とりはずして使える散歩地図付」とあるが、これは「週末を楽しむ鎌倉散歩 2011年版Kamakura MAP〈取り外して使える/付録地図〉」と題されている冊子(23.5×16.1cm)である。しかし2010年版より薄い紙を採用しており、付録地図を含めても2010年版よりも薄く、軽い。
 散歩コースは、2010年版の20コースのうち2011年版にないのは「祇園山ハイキングコース」のみで、2011年版の26コースは2010年版の19コースに新しく7コースを加えたものである。
 すなわち、2011年版34〜41頁「樹木のなか、歴史をたずねて、鎌倉トレッキング」は2010年版90〜97頁「里山の自然と歴史を歩く。」のうち94頁「祇園山ハイキングコース」を削り、41頁「トレイルランに挑戦」を加えたもので、コースは6つから5つに減っている。その分は2011年版71〜135頁「エリア別コースガイド」Course12〜26のうち、132〜133頁「Course24 鎌倉駅から江の島へ/潮風に吹かれながら湘南サイクリング」が追加されている。他の6コースは巻頭特集に当たる、10〜29頁「四季折々の彩りを求めて/古都かまくら 花さんぽ」のCourse1〜6で、春と夏が各2コース、秋・冬が各1コース、見開きで紹介され、四季ごとの花も見開きに(冬のみ1頁)まとめられている。2010年版6〜21頁「花咲く古都のおさんぽ地図」にあった年中行事を削り、新たに散歩コースを設定したものである。最後(2010年版21頁/2011年版29頁)にある「花の都・鎌倉を旅するための必需品/鎌倉 花カレンダー」はほぼ同じだが、開花時期の修正(ビヨウヤナギ・ノウゼンカズラ・バラ・ツツジ)や寺院の追加がある。
 光触寺は2010年版「里山の自然と歴史を歩く。」95頁「朝比奈ハイキングコース」に見えることは8月9日付(031)に紹介したが、2011年版では38頁「トレッキングコース/朝比奈」で、全体に小さな修正が認められる。なお、8月9日付(031)には重複があったので、この機会に整理しておいた。
 2011年版では、コース説明文がまず「十二所バス停で降り、橋を渡/ると光触寺がある。不思議な伝/説を持つ頬焼阿弥陀と塩嘗地/蔵で知られる寺だ。庭園の花も/美しい。*1」で、光触寺の紹介箇所もほぼ同文だが、最後の2行「陀の伝説が残るほか*2、供物の塩を嘗/めたという塩嘗地蔵も*3ある。」となっている。

*1:2010年版では「ここから街道を……」と続けていたが、2011年版では改行して「街道を……」としている。

*2:2010年版「残り」。

*3:2010年版「が」。